加藤さんが栽培する多肉植物(神奈川県秦野市で)

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 【神奈川・秦野】秦野市で「JacksonGarden(ジャクソンガーデン)」を営む加藤卓さん(37)は、県内でも数少ない多肉植物専門の農家だ。1000種以上の多肉植物と、約300種のサボテンなどを栽培。圧倒的な品ぞろえと品質で、初心者から愛好家まで多くのファンを魅了する。

 10アールのハウスで、国内外のさまざまな多肉植物を春秋型、夏型、冬型と成長期ごとに分類し栽培する。夏の強い日差しや高温による葉焼けや蒸れを防ぐため、遮光ネットや扇風機で風通しを確保。水やりの回数を増やし温度を下げるなど、きめ細やかく管理する。また、養分の吸収をよくするため、弱酸性から中性付近で、排水性と保水性を兼ね備えた土づくりにも注力する。

 加藤さんは、購入した人が育てやすい状態で販売することにこだわる。時期に合わせて管理しやすい品種を選定し、根がしっかりと張った状態で出荷。現在は、夏型のタンクブロメリアやアロエ、アガベを中心に、JA農産物直売所「はだのじばさんず」で販売する。

 消費者とつながりを深めようと園芸クラブ「秦野多肉倶楽部(くらぶ)」を設立。園芸愛好家や興味を持つ人たちと、栽培方法の相談や情報共有を通じたコミュニティーづくりに励む。JAの協同組合講座で講師として指導するなど、多角的に魅力を発信する。

 加藤さんは「たくさんの種類からお気に入りを見つけて、長い気持ちで楽しんでほしい。育て方などを伝えられる場を増やし、秦野の園芸文化を盛り上げていきたい」と意気込む。

 ※地方版掲載記事を電子版限定で全国公開しました。