YouTubeチャンネル「著者が語る」が、「【金子大作が語る】ウクライナ戦争に兵士として参加して見た地獄」と題した動画を公開した。ロシア軍の特殊部隊「アフマット」に所属する日本人兵士・金子大作氏が出演し、「日本の報道ではロシアが100%悪と言われているが、自分の目で確かめたかった」と義勇兵に志願した理由や、激変する現代の戦場のリアルを赤裸々に語った。

動画の前半では、金子氏がロシア軍に入隊した経緯が語られた。人生の目的を見失い、「なんで人間って生きてるのかな」という疑問を抱えていた金子氏は、自身の力を試すために戦場へ向かったという。日本のニュースで「ロシアが悪」と報じられることに対し、自らの目で判断したいという思いからロシア側へ志願したと明かした。

当初は狙撃兵として配属されたものの、戦場ではFPVドローンが主流となり、狙撃任務は減少。その後、最前線で敵の領土を奪う「突撃兵」として過酷な任務を遂行することになる。「突撃では絶対に戦闘で行くし、もし退却でもしんがりを務める」「俺は絶対に逃げへん」と周りに宣言することで、自らの恐怖心を抑え込んでいたと当時の心境を振り返った。

中盤では、戦場での壮絶な体験が語られる。前線へ向かう途中、乗っていた歩兵戦闘車がカミカゼドローンによる攻撃を受け、8人の仲間とともに森へ逃げ込んだエピソードを披露。「水もない、食料もない、身を隠す場所がない」という絶望的な状況下で、迫撃砲やドローンの攻撃に晒されながら4日間を生き延びた記憶を「あれが一番キツかった」と生々しく振り返った。

さらに、現代の戦場がいかにドローンによって支配されているかを力説する。夜間でも熱感知カメラを搭載した大型ドローン「バーバ・ヤーガ」が飛び交い、「息が上がって体温が上がればすぐに見つかる」という逃げ場のない実態を明かした。敵を殺めることへの葛藤については「仕事」と割り切っており、「先に仲間が殺されているので、悲しみと怒りがある」と前線で戦う兵士ならではの心理状態を語った。

動画の終盤では、コロンビアや中国など世界中から義勇兵が集まっている状況にも触れ、日本人である自身が珍しがられるという特異な立ち位置も明かした。最前線の過酷な現実と、そこで生き抜く兵士たちの死生観が生々しく伝わる、非常に貴重な証言となっている。

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