“分娩は七尾や金沢”も分娩室は設置 奥能登新病院構想で知事が方針示す 将来への可能性で決着
奥能登の新病院に分娩機能を持たせるかどうか。石川県の山野知事は、七尾や金沢の病院で分娩を行う一方で、新病院には分べん室を設け、将来に可能性をつなぐ方針を示しました。
奥能登の新病院を巡り、議論の焦点となっていた分娩機能。
これまで県は、奥能登では分べんを行わず、医療従事者や設備が充実している七尾と金沢の病院で行う案を提示してきました。
しかし、奥能登からは、地元で分娩できる環境を求める声が上がっていました。
「奥能登で安心して子どもを産み育てて、暮らし続けることができるのは、とても必要なこと」
「分娩ができないから、みんなが出ていったしまう場所だということがないように、そこに対する支援を」
そうした中、27日に開かれた検討会。
山野知事は、産科医などの確保が厳しいとして、七尾か金沢で分娩を扱う方針を改めて示しました。その上で、将来的に体制が整った場合に備えて、新病院に分娩室を設置する考えを示しました。
■能登町・吉田 義法 町長:
「分娩機能を持たせていただきたいという変えることができません。諦めることはできません」
■珠洲市・泉谷 満寿裕 市長:
「何とかこの新病院の開院までには、分娩が可能になる、そういった形で進めていただきたいと強く要望をいたします」
■石川県・山野 之義 知事:
「なかなか今、現実には難しい。ただし、いろいろな環境を整えていく中で、そのことが成就できる体制をとることができれば、そういう体制をとるためにも分娩室を設けていきたいと思っています」
実現を探り続けることで決着した新病院の分娩体制。
石川県は今年度中に新病院の基本構想をまとめる方針で、開院は構想策定から6・7年が掛かる見通しということです。
