交通系検証チャンネルが「【交通の分断】東京23区の駅なのに最寄りバス停まで1キロ 「鉄道と路線バスが分断されている駅」3選」を公開した。動画では、インフラが発達した東京23区内にありながら、駅と路線バスの乗り場が大きく離れている3つの駅を実際に歩いて検証している。

最初に訪れた小竹向原駅は、地下鉄が交差する巨大なジャンクション駅であるにもかかわらず、周辺にバス停が存在しない。周辺を歩いて検証した結果、一番近い「武蔵野病院」バス停まで約650m離れていると判明した。同駅は地下の鉄道連絡を主目的として建設されたため、地上に巨大なバスターミナル用の用地を確保する計画が見送られ、「地下と地上の交通網が完全に分断されたのです」と、その特異な構造の理由を指摘した。

続いて東武東上線の北池袋駅を検証。駅を出ると「開かずの踏切」があり、周辺は狭い生活道路が入り組んでいる。バスが進入できる道路がなく、最寄りの「豊島清掃事務所」バス停までは約950m、徒歩14分を要する。戦後の急速な住宅化によって現在の狭い路地が形成された歴史が、バス網の整備を阻んだ要因だという。

最後に訪れたのは、京王線と井の頭線が交差する明大前駅。多数の乗客が利用する連絡駅だが、改札の目の前がコインパーキングになっているなど駅前は極めて狭く、バスの乗り場を確保するスペースがない。最寄りの「下高井戸駅入口」バス停までは約980m離れており、「昔ながらの狭い路地をベースにした街並みが固定化されました」と、大学誘致に伴う急速な発展がインフラ整備を阻んだ歴史的背景を解説した。

高度に発達した東京の交通網の中にも、歴史的背景や物理的な制約によって生じた「信じられないバグ」とも言える分断空間が存在する。本動画は、何気なく利用している駅周辺の構造について、物理的・歴史的要因から都市開発の盲点を提示している。

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