JRT四国放送

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8月も後半となり、県内は新米が出回る時期を迎えています。

まもなく本格化する新米シーズンの中、価格が高騰した2025年とは一転した、米の現状を取材しました。

8月25日、鳴門市のこちらのスーパーの店頭に新米が並びました。

その価格は、5キロ3000円前後。

価格高騰が続き「令和の米騒動」とも言われた2025年は、5キロ4000円以上で販売されていましたが、今、価格は落ち着きを見せています。

(M&Mマルナカマート・古林史也 常務取締役)
「去年の今ごろに比べたら大分安い値段で、お客さんからしたら安い商品っていうのは魅力的だと思うので、買いやすくなるのかなと思います」

この米の価格に消費者は。

(記者)
「コメの値段は去年と比べてどう?」

(消費者は)
「安い安い。(30キロで)7500円くらいちゃうで、去年1万4000円したで。ほりゃありがたい」

安さを喜ぶ声が聞こえてくる一方で、農家を心配する声も。

(消費者は)
「消費者はいいけど農家はたいへんやな。政府がちゃんとせなあかんな、下がったらいいもん違うわ」

県内のコメ農家を訪ねました。

(樫山農園・堀江佑輔さん)
「農家が何を困っているかって、自分たちの手元にあるお米が最後まで捌ききれるのか、いらないと言われたらどうしようもない」

備蓄米の過度な放出などにより、市場にコメが溢れ、2025年のコメが余っています。

そのため、安い価格でしか新米を買い取ってくれない状況になっています。

(樫山農園・堀江佑輔さん)
「もしずっと国産米を100%食べていきたいなら、もっと大きな力だったり、国単位で方向性を示してもらわないと」
「これだけ価格が乱高下すると、継続的に生産を続けていくことは不可能」

2025年、地元の農協が示した新米の買い取り価格は、1俵3万円ほどでしたが、2026年の新米の買い取り価格は1万5000円ほどと約半分にダウン。

燃料などのコストが上がる中、赤字となる農家が増え、結果としてコメの供給量が減る「悪循環」が懸念されています。

(樫山農園・堀江佑輔さん)
「令和の米騒動を経て転換期だし、いろいろやったことの結果が見えている時期だから」
「消費者・生産者・仲卸・国が、新しい方向性に向かって足並みをそろえてやっていければいい」