新型パジェロのティザー画像[2026年5月29日開催の三菱「新中長期ビジョン」発表資料より]

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新型「“本格”クロカンSUV」公開で“反響殺到”!

 三菱自動車工業(以下、三菱)は2026年8月4日、まもなく正式発表される予定の新型クロスカントリーSUV「パジェロ」の新たなティザー画像を公開しました。

 これまでも数度にわたって徐々に明かされてきた新型パジェロの情報に対し、販売現場ではどのような声が寄せられているのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが新型「“本格”クロカンSUV」の姿です!(56枚)

 パジェロは、1982年に登場した本格クロスカントリーSUVです。

 乗用車のような都会的なスタイルと本格的な悪路性能を両立させ、三菱ブランドを牽引するフラッグシップ車種となりました。

 過酷な「パリ・ダカールラリー」では通算12回の総合優勝を獲得し、1991年登場の2代目はRVブームの波に乗って国内新車月間販売台数1位を獲得するほどの大ヒットに。

 4世代を通じて世界170以上の国と地域で累計325万台を販売しましたが、2019年に日本仕様車、2021年に輸出向けモデルの生産を終了し、39年におよぶ歴史に一度幕を閉じていました。

 ある三菱店の営業マンは、パジェロというモデルの重みについてこう振り返ります。

「うちの店にも、初代や2代目のパジェロに乗っていた(もしくは乗っている)というお客様が今でもいらっしゃいます。

 生産終了のときは本当に残念がられていて、『もう新しいパジェロは出ないのか』とよく聞かれました。ですから復活の一報が入ったときは、私たち自身が誰よりも興奮しましたね」

 2026年1月の「東京オートサロン」での“大型クロスカントリーSUV投入計画”表明から、4月の「オートモビルカウンシル」での年内発売明言、そして5月29日の新中長期ビジョンでの車名発表と、パジェロ復活の情報は今年に入って段階的に明らかにされてきました。

 これまで明らかにされた情報などを総合すると、車体にはピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームをベースに改良を加え、キャビンや前後サスペンションを専用開発すること、生産はタイで行うことなどが判明しています。

「毎回発表があるたびに、お客様から『次はいつ詳細が分かるのか』という問い合わせが来ていました。

 段階的に情報が小出しにされることで、逆に期待感がどんどん高まっている印象です。特にトライトンのラダーフレームを使うと聞いて、本格的なオフロード性能への期待を語られるお客様が多いですね」(前出の営業マン)

 6月29日に公開されたティザー画像の核心は、3つ並んだ「マルチメーター」表示です。左から高度計、中央が車体のロールを示す計器、右が車体のピッチを示す計器の画面で構成されています。

 初代から2代目まで採用されていたこの装備は、インパネ頂上に傾斜計や電圧計、方位磁針、油圧計などを表示し、パジェロのタフな走行性能とキャラクターを強く印象づけてきました。1999年の2代目終売以来、実に27年ぶりの復活となります。

 営業マンはユーザーからの反応についてこう語ります。

「マルチメーターのティザー画像をお客様にお見せしたとき、目を潤ませていた方がいらっしゃいました。

 あの3連メーターを見て、若い頃に乗っていたパジェロを思い出したとおっしゃっていて、こちらも胸が熱くなりました。

 単なる懐古趣味ではなく、実際にオフロードで役立つ情報を表示する実用装備として復活しているのも、往年のファンにとって嬉しいポイントだと思います」

 新型マルチメーターは、ドライバーがオフロード走行を楽しむための高度計・方位計・温度計・車体の前後左右の傾き・左右のトルク配分など、多彩な情報をリアルタイムで表示する機能を備えています。

 急勾配の山道や狭い林道、凹凸の激しい岩場、泥濘といった過酷な環境で、ドライバーが自信をもって運転できるようサポートする装備です。すでに開設されているティザーサイトでは、動作の様子がわかる動画も公開されています。

「往年のファンだけでなく、パジェロを知らない若い世代のお客様からも興味を持っていただけています。

 トライトンベースの本格的なオフロード性能と、令和らしいデジタル表現のマルチメーターの組み合わせは、新旧どちらのお客様にも刺さる要素だと感じています」

 5年ぶりに復活する5代目パジェロが、三菱のフラッグシップとしてどのような姿を見せるのか、2026年秋の世界初公開に販売現場も大きな期待を寄せています。