日本のギャルスタイルがK-POPで流行中!韓国の日本好感度を押し上げる「子供のころからのサブカル共通体験」

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コジェ、ヤッホー!

現在、韓国のK-POPシーンで最もホットなガールズグループを挙げるなら、断トツで5人組の「RESCENE(リセンヌ)」だ。RESCENEは、 7⽉20⽇基準のMelOnデイリーチャートでは、「LOVE ATTACK」が1位、リメイク曲の「Pretty Girl」が4位、既存の発表曲「Deja Vu」が8位を記録した。 韓国最大のストリーミングサイトMelOnのTOP10に、「3曲同時チャートイン」を達成できることは、トップアーティストにしかできない大記録である。

さらに興味深いのは、この3曲が新曲ではないという点だ。すでにリリースされていた楽曲が遅れて注目を集め、同時にチャートの上位圏へと急浮上する異例の「チャート逆行」を見せた。

2024年にデビューし、活動2年を超えた「遅咲きの新人」であるRESCENEの人気に火をつけたのは、音楽番組のステージではなかった。巨済(コジェ)出身のリーダー・ウォニと、日本人メンバーのミナミが共演した独自の自主制作コンテンツ(通称:ジャコン)だった。二人の異なる個性を前面に出した「凸凹コンビ」が予想外の人気を博し、特にギャルスタイルのミナミが叫んだ「コジェ、ヤッホー!」がインターネットミームとして拡散され、爆発的な反響を呼んだ。ミナミが見せるギャル特有の誇張されたメイクやジェスチャーが、韓国の若者たちに愉快で個性的なキャラクターとして映ったのだ。

しかし、ミナミのギャルスタイルが一段と目を引くのには理由がある。最近、韓国の若者の間で日本のサブカルチャーを直接楽しむ人々が急増しているからだ。ギャルスタイルを真似ることから、量産型・地雷系ファッション、バッグにぬいぐるみやキャラクターグッズを大量につける「バッグ飾り(日本の痛バッグに類似)」、目を大きくするなど現実とは異なる誇張されたイメージを演出するプリクラ風の写真、好きなアイドルやキャラクターを中心に自分の好みを積極的に表現する「推し活」まで、その様相も多様だ。

「ガチャ」大流行

最近、韓国の青年層の間で「ガチャ」が大流行している点も目立つ。日本で発展したカプセルトイ文化であるガチャは、アニメやゲームのキャラクター商品と結びつき、日本のサブカルチャーを楽しむ代表的なスタイルの一つとなった。韓国国内のガチャショップの市場規模は、2024年の約300億ウォンから2025年には約400億ウォンへと30%以上拡大したと推定される。ガチャ輸入業者の輸入量もコロナ前より40%増え、2025年第1四半期の発注額は前年同期比で120%増加した。ガチャが単なる子供向けの玩具を超え、2030世代の新しい遊び文化として定着しているのである。

では、なぜ韓国の若者たちは今、日本のサブカルチャーに関心を示しているのだろうか。その背景の第一には、韓国の青年層にとって日本のサブカルチャーが「見慣れない文化」ではないという点がある。韓国の20〜30代は子供の頃から『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『ONE PIECE』『NARUTO -ナルト-』『名探偵コナン』など、日本の少年漫画やアニメを見て育った。ポケモンやデジモン、遊戯王といったキャラクターやゲームもまた、自然と日常に溶け込んでいた。

当時、韓国のコンテンツ産業は今ほどジャンル的に多様ではなかった。青少年が楽しめるドラマや映画は限られており、漫画やアニメ市場は幼児向けが大部分を占めていた。ウェブトゥーンやウェブ小説産業も、まだ現在のような規模に成長する前であった。一方、日本には漫画を中心にアニメ、ゲーム、ライトノベル、キャラクター商品が連動する巨大なサブカルチャーの生態系がすでに存在していた。現実とは全く異なる世界で冒険をし、特別な能力を手に入れ、「仲間たち」とともに成長していくストーリーは、現実の入試や競争から逃れたかった韓国の青少年たちに強い魅力を与えた。

このように日本のサブカルチャーを見ながら育った世代が、今や成人となった。そして、経済力と文化的な影響力を持つようになり、子供の頃に楽しんだコンテンツを再び消費し始めている。以前と異なるのは、今回は単に見るだけにとどまらないという点だ。子供の頃は日本の漫画やアニメを「見ていた」とするならば、今は好きなキャラクターをバッグにつけ、プリクラを撮り、ギャルメイクをして、自らの趣味嗜好をSNSで公開する。コンテンツの消費が「自己表現」へと拡張したのだ。

ここにはSNSが決定的な役割を果たした。かつては日本で流行した文化が韓国に伝わるまでにかなりの時間を要した。しかし現在は、TikTokInstagramを通じて、日本の新しいファッションやメイク、キャラクター文化がほぼリアルタイムで韓国に届く。韓国の若者たちは、日本で流行している文化をオンライン上で発見し、自分なりのスタイルで再現して再びSNSに投稿する。

子供の頃の文化的記憶、SNS、日本旅行の体験

旅行のような人的交流も外せない。韓国の青年層にとって、日本はもはや遠い外国ではない。アニメで見ていたキャラクターグッズを実際の店舗で購入し、プリクラを直接撮り、東京や大阪のサブカルチャー空間を体験することができる。オンラインで見ていた文化が実際の体験へと変わり、その体験が再びSNSを通じて共有される。

つまり、「子供の頃の文化的記憶」「SNS」「日本旅行の体験」が結びつくことで、新たな文化の循環が生まれているのである。そういう意味で、今、韓国の青年層の間で見られる日本のサブカルチャー人気は、単なる日本文化の再流入というよりは、日本の文化を見ながら育った世代が成人した後、その文化の周辺にあったファッションや遊び、消費スタイルまでを「再発見」している現象に近い。

日本に対する韓国人の好感度も上昇し続けている。韓国ギャラップが2025年8月に実施した調査では、日本に「好感が持てる」という回答が38%を記録し、調査を開始した1989年以来の最高値となった(2019年12%→2022年21%→2025年38%)。特に20代では61%に達した。その1年後である2026年、東アジア研究院(EAI)と国際文化会館(IHJ)による日韓国民相互認識調査では、韓国人の日本への好感度が54.3%となり、こちらも調査開始以来の最高値を更新した。日本への好感が特定の世代を超え、韓国社会全体へと拡散しているのだ。

人と人との距離感も、実際に縮まっている。韓国統計庁によると、2024年の日韓カップル(韓国人男性と日本人女性)の婚姻件数は前年比で40%増加した。これは10年ぶりの高水準である。もちろん、婚姻件数だけで日韓カップル全体の増加を言い切ることはできないが、両国の若者たちの交流が日常的な関係にまでつながっていることを示す数字の一つといえる。

一方で、日本の若者たちはK-POPや韓国料理、ファッション、化粧品、韓国語を消費している。韓国アイドルのメイクやファッションを真似し、韓国語を学び、おしゃれなカフェやKカルチャーを体験するために韓国を訪れる。日韓の若者が同じSNSで同じ動画を見つめ、似た音楽を聴き、お互いのファッションを真似し、一緒に「推し活」をして同じキャラクターを好むことも、もはや見慣れた光景だ。

生まれた国は違えど、同じ音楽や漫画、ファッションやインターネットミームを共有しながら育った日韓の若い世代にとって、相手は過去の世代が感じていたほど「見知らぬ外国人」ではない。おそらく今の日韓の青年たちは、お互いの文化を単に「輸入」し「輸出」しているのではなく、国境を越えて一つの青年文化を「共に創り上げている」のかもしれない。

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