三笘薫“不在”でシーズンインへ。様変わりしたブライトンで、クラブ史上最高額で獲得した19歳CBは興味深い【現地発】
昨年、自身の役割について語った際には、マンチェスター・ユナイテッドの若手時代を振り返り、「素晴らしいベテランたちがあらゆる場面で助けてくれた。今は自分がその立場になったと感じている」と話している。試合の日だけでなく、普段の練習や日々の過ごし方まで若い選手に目を配り、自分が受け取ったものを次の世代へ渡そうとしていた。
ウェルベックに加えて、ジェームズ・ミルナーが引退し、ヨエル・フェルトマンやアダム・ウェブスター、ソリー・マーチも去った。昨季の守備の柱ヤン・ポール・ファン・ヘッケもトッテナムへ移籍。ピッチ内外でチームを支えてきた顔ぶれが、この夏に大きく入れ替わった。
クラブも、彼らの穴を若手だけで埋めようとしているわけではない。今夏はリーズからCBパスカル・ストライク、ヴェネツィアからCBミヒャエル・スボボダ、オリンピアコスから右SBコスティーニャを獲得した。いずれも26~27歳。ヒュルツェラー監督が「Best football age(=サッカー選手として脂が乗る年齢)」と呼ぶ、経験と身体能力の両方を期待できる年代だ。
ローマとの親善試合では空中戦の強さと落ち着いたボール扱いを披露した。多くのリーダーが去った夏に、19歳の新加入選手が早くもその役割を意識しているのは興味深い。
ブライトンは昨季、2年連続の8位でカンファレンスリーグ出場権を手にした。今季はプレミアリーグと欧州のコンペティションを並行して戦う。昨季にクリスタル・パレスが頂点に立った大会だけに、ブライトンも上を目ざしたい。
長いシーズンを考えれば、三笘の復帰はなおさら待ち遠しい。ただ、三笘が戻るまでにもチームは動いていく。若手が出場機会を掴み、新加入選手が居場所を作り、ウェルベックらが担った役割を別の誰かが引き受けていく。
三笘が再び左サイドに立つ頃、ブライトンはどんな姿になっているのか。ヒュルツェラー体制3年目は、これまでとは少し違う顔ぶれで始まる。
文●田嶋コウスケ
「鬼かっこいい」「顔がいい」モデル起用された三笘薫にファン釘付け! ブライトンが新サードユニを発表「完全に着こなしてる」「残留ってことでいいよね?」

