人気米ドラマ『HEROES/ヒーローズ』女優ヘイデン・パネッティーアさん死去…「悲劇的な死に深い悲しみ」
米女優ヘイデン・パネッティーアさんがサウスカロライナ州で死去した。37歳だった。
17日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、パネッティーアさんの父スキップ・パネッティーア氏は遺族を代表し、広報担当者を通じてパネッティーアさんの訃報を伝えた。具体的な死因や経緯は公開されていない。
遺族は声明を通じて「愛するヘイデンの悲劇的な死を深い悲しみとともにお知らせする」とし、「彼女は周囲のすべての人に計り知れない愛と喜びを届けた、素晴らしい光のような存在で、強烈なエネルギーにあふれた人だった」と明らかにした。続けて「画面を通じて彼女を見守った数百万人にも愛と喜びを届けた」とし、「家族がこの想像もできない喪失を受け入れる時間を持てるよう、プライバシーを尊重してほしい」と呼びかけた。
パネッティーアさんは生後11カ月の時に広告に出演し、芸能界入りした。その後、ドラマ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』や『ガイディング・ライト』などに出演し、子役として活動した。2000年の映画『タイタンズを忘れない』ではデンゼル・ワシントンと共演し、名前を知られるようになった。
最も人気を集めた作品はNBCドラマ『HEROES/ヒーローズ』だった。2006年から2010年まで放送された同作で、特殊能力を持つ高校生チアリーダーのクレア・ベネット役を演じ、世界的スターに浮上した。
2011年にはホラー映画『スクリーム4』で陽気で大胆な性格のカービー・リード役を演じた。2023年公開の『スクリーム6』でも同じ役で復帰した。『スクリーム4』を演出したウェス・クレイヴン監督は当時、パネッティーアさんについて「本物の強者」とし、「驚異的な技術的能力を備え、短い時間で巨大な感情を表現できる。スマートで、人生と笑い、楽しさにあふれた女優」と評価した。
カントリー音楽を題材にしたドラマ『NASHVILLE/ナッシュビル』では、新進の音楽スター、ジュリエット・バーンズを演じた。同作で2013年と2014年にゴールデングローブ賞テレビドラマ部門の助演女優賞にもノミネートされた。
華やかな女優生活とは対照的に、私生活は順調ではなかった。パネッティーアさんは2014年、『NASHVILLE/ナッシュビル』撮影当時、元ボクサーのウラジミール・クリチコ氏との間に娘カヤさんを出産した。出産後に産後うつを患い、その苦しみを紛らわせるために酒と薬物に依存するようになったと明らかにした。
2015年には『NASHVILLE/ナッシュビル』シーズン4の撮影中、産後うつの治療を受けるため治療施設に入り、作品から一時離れた。当時、ドラマの中のジュリエット・バーンズも産後うつを患う設定だった。パネッティーアさんは治療を受けて数カ月後にドラマに復帰した。
その後もアルコールと薬物乱用の問題、リハビリ治療、娘の親権をめぐる問題などを公に打ち明けた。2020年にはリハビリ治療を経て禁酒に成功したと明らかにしたこともある。2023年には弟のジャンセン・パネッティーアさんが心臓疾患のため28歳で突然死去し、再び家族を失う悲しみを経験した。
パネッティーアさんは今年5月、回顧録『ディス・イズ・ミー:ア・レコニング(This Is Me: A Reckoning)』を出版し、自身の人生を率直に振り返った。本にはハリウッドで子役として成長した過程や家族関係、産後うつと薬物乱用、リハビリ治療など、彼女が経験した個人的な試練が記されている。幼いころから大衆の視線の中で生きてきた自身の経験や過去の心の傷についても打ち明けた。
パネッティーアさんは回顧録に関するインタビューで、幼少期やハリウッド生活で経験したさまざまな困難についても公に語った。18歳の時、信頼していた知人を通じて性的な状況に巻き込まれそうになった経験など、過去のトラウマを打ち明けながら自身の人生を振り返った。
パネッティーアさんは2度にわたりゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、演技力を認められた。生後11カ月から広告に出演した後、『タイタンズを忘れない』『HEROES/ヒーローズ』『NASHVILLE/ナッシュビル』『スクリーム』シリーズなどで活躍し、子役からハリウッドスターへと成長した。自身のメンタルヘルスや薬物問題など、個人的な苦痛を隠さず公にしてきた。

