大谷翔平(C)共同通信社

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「試合に出ないという選択肢が一番、ケガもないし、悪化もしないことではありますけど、誰しも万全な状態ではやってないと思うので、リスクを取りながら、それを最小限に抑えながら出場、チームに貢献してポストシーズンに進んでいくということだと思う」

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 大谷翔平(32=ドジャース)が、今季初の1試合2本塁打を放った日本時間6日のカブス戦後にこう言った。打者として出場しながら、膝の回復を待つリスクに関してだ。

「守備に就いてるわけではないので、高いリスクがあるかと言われたらそうではない。少しのリスクを取りながら、それより貢献する可能性が高いとは思っているので出場しているという感じですかね」

 本人がこう言うように、この日で9試合連続安打。この間、計35打数16安打の打率.457、4本塁打、9打点と当たっている。

 チームの得点には貢献しているものの、勝利には貢献していない。ドジャースはこの日で今季ワーストの6連敗。大谷が出場したここ9試合は1勝8敗。打っても打っても、それがチームの勝利につながらないのだ。

 6日現在、ドジャースは69勝46敗。2位のダイヤモンドバックスに8ゲーム差をつけて、ナ・リーグ西地区首位を独走している。トレードで2年連続サイ・ヤング賞を獲得したスクーバル(29)を補強したし、このままズルズルいくことはおそらくない。

 とはいえ、「大谷はチームが不調であればあるほど自分が何とかしたいと思うタイプ」(特派員のひとり)だという。

「大谷がリスクを承知でプレーし続けているのは、ワールドシリーズ3連覇という大目標があるからです。6連敗くらいじゃビクともしないだけの戦力がドジャースにはある。2位に8ゲーム差と貯金もタップリあります。けれども、本人が言うように、大谷はチームにそれほど余裕があるわけではないと思っている。昨年もチームの危機に登板予定を3日前倒しして先発したように、ピンチのときこそ自分が何とかしよう、何とかしなければと考える。守備に就かないどころか、投手もやっていないだけに、なおさら打撃や走塁でと思うのでしょう。大谷に最近、暴走気味の走塁が目立つのは、そういった理由もあるだろうし、結果としてこれまで以上に膝への負担は増すことになる。肝心のプレーオフを迎える前に、大谷の膝がいま以上に悪化しないか心配です」

 フリードマン編成本部長は「大谷はとにかく勝ちたい」と話したことがある。そんなメンタリティーが、アダになる可能性もあるというのだ。