「モスクワの悪党と北朝鮮の狂気の政権が子供たちを殺す」ゼレンスキー氏の発言が戦闘的に
ウクライナのゼレンスキー大統領は30日のビデオ演説で、次のように語った。
「ラドゥシュネでは、ロシア軍は久しぶりに北朝鮮製ミサイルを使用した。予備的な情報では北朝鮮の弾道ミサイルだ。モスクワの悪党と北朝鮮の狂気の政権による同盟であり、ミサイルを供給し、欧州の国境付近に北朝鮮兵を配置し、ウクライナの子どもたちを殺すための同盟だ。この戦争はもっと早く終わらせることができたはずだが、プーチンは望んでいない。北朝鮮に武器を求め、次はイランに求める。戦争と殺戮を続けるためであり、この悪は十分な力によってのみ止めることができる」
ゼレンスキー氏はこれまで、ロシアと北朝鮮の同盟を「独裁国家の連携」「悪の枢軸」などの言葉で非難してきたが、今回はそれと比べても極めて強い表現であり、いっそう戦闘的な性格を帯びていると言えるだろう。
ウクライナの最近の動きを見れば、これは単に言葉の上でのものにとどまらないように思える。ウクライナ軍は最近、軍需物資の輸送に関わっていると見られたイラン関連の船舶をカスピ海でドローン攻撃し、やはり軍事用品の流通に関わっているとの理由でロシアのオンライン販売大手の倉庫を攻撃した・
そして25日の演説では、ロシア西部ボロネジ州では6月から北朝鮮兵の3万人規模での受け入れ準備が進められており、弾道ミサイル発射台の追加供与も計画されていると主張した。兵員数の規模や派兵先の地名、ミサイル発射台の動向にまで敢えて言及したのは、ロシアと北朝鮮が「何を企み、どこで何をしているか知っている」とのメッセージだろう。
(参考記事:【写真】敵よりロシア軍を「火の海」にする北朝鮮のトンデモ兵器)
北朝鮮の追加派兵が具体化すれば、攻撃をためらわないのは明らかだ。
北朝鮮軍とウクライナ軍がロシア西部・クルスク州で戦闘を行った2024年秋から冬にかけて、ウクライナの長距離攻撃能力には様々な制約があった。現在は国産長距離ドローンの運用を拡大し、ロシア領深くへの攻撃経験を積み重ねている。
金正恩総書記は、今回もまた派兵に踏み切るなら、前回を上回る犠牲を出す覚悟が必要になる。

