【W杯】高かった世界の壁…堂安「負けるべくして負けた」 冨安「まだ対等に渡り合えるレベルじゃない」
◇W杯北中米大会決勝トーナメント1回戦 日本1―2ブラジル(2026年6月29日 ヒューストン)
世界の壁はまだまだ高く、厚い。森保ジャパンはサッカー王国ブラジルの底力、勝負強さ、個のスキルの高さ、柔軟な戦術遂行力をまざまざと見せつけられた。MF堂安は悔しさをにじませながら反省の言葉を並べた。
「差があった。力不足。負けるべくして負けた。チャンスを見いだせなかった。日本サッカーが優勝するために全選手、必死に準備してやってきたけど、世界はやっぱレベルが高い」
セレソンがギアチェンジした後半、日本は自由を奪われた。相手は攻撃時の布陣を4―3―3から4―4―2とし、クロス攻撃も増やすなど戦術変更。いつの間にか押し込まれる時間が増え、流れを逸していた。後半開始から投入されたFWエンドリッキが勝ち越し弾の起点になるなど控え選手もレベルが高い。DF冨安は「セカンドハーフの戦い方も踏まえて日本はまだ強豪国と対等に渡り合えるレベルじゃないと痛感させられた」と認めざるを得なかった。
昨年10月にブラジル、今年3月にはイングランドも撃破。確かに世界強豪と言われる国と戦えるレベルには達した。だが、勝ったのはあくまで親善試合。目の色を変えて本気で挑んでくるW杯では世界を超えられなかった。冨安が「本大会でブラジルとか、そういう(強豪の)国に勝っていくにはまだまだ」と指摘すれば、堂安は「今までいくら親善試合で勝っていても、本大会になったら負けてしまうのが僕たちの立ち位置」。小さいようで大きい差を縮めるための4年間は、もう始まっている。

