ブラジル守護神、失意の日本に伝えた言葉「顔をあげて」 森保Jを称賛「多くの素晴らしい点があった」
「胸を張って、顔を上げてほしい。君たちは素晴らしい仕事をした」
日本代表は現地時間6月29日、北中米共催ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦し、1-2で逆転負けを喫した。
試合後、ブラジル代表GKアリソン・ベッカーが、日本の選手に「胸を張って、顔を上げてほしい。君たちは素晴らしい仕事をしたんだから」と声をかけたことを明かした。
試合を振り返り、アリソンは「自分たちならこの結果を覆せる」と信じ続けた精神的な強さが重要だったと強調した。前半の戦い方については「後半の戦い方は、前半もそうあるべきだった姿かもしれない」と反省も口にしつつ、ハーフタイムでの修正が機能したと手応えを示した。「相手の弱点を突くためにチームの戦い方を修正しようとした。僕たちはそれを実行し、完璧なプレーができた」と語り、ガブリエウ・マルティネッリのクロスからカゼミーロが合わせたヘディングや、ブルーノ・ギマランイスからマルティネッリへのパスなど、多くのチャンスを作れたことを逆転の要因に挙げた。
手強い相手と認めていた日本のパフォーマンスについて、アリソンは「彼らの守備の仕方に多くの素晴らしい点があった」と高く評価した。試合後には、敗退に肩を落とす日本の選手たちのもとへ歩み寄り、直接言葉を交わす場面があった。その理由について問われると、「難しい瞬間ですよね。彼らは大きな期待を抱いていましたし、若い選手も多い。本当に質の高い素晴らしいグループです」とリスペクトを込めて語った。
惜しくも敗れた相手の心中を思いやりながらも、アリソンは「でも、それがサッカーですし、これも勝負の一部です」と、厳しい勝負の世界の現実を指摘した。そのうえで、最後まで戦い抜いた日本の選手たちに対し、「胸を張って、顔を上げてほしい。君たちは素晴らしい仕事をしたんだから」と温かい言葉を贈り、健闘を称えた。
逆転での勝利について、「今日僕たちが見せたパフォーマンスからして、この突破は僕たちにふさわしいものだった」と自信を深めた守護神。「この結果はグループを強化してくれると思うし、僕たちが正しい道を進んでおり、自分たちが望むように一試合ごとに成長していることを示している」と力強く語り、チームの進化に確かな手応えを掴んでいる。歓喜の勝利にも浮かれることなく、「明日からはもう、次の対戦相手が誰になるかを見据えて、準備を始めていかなければならない」と気を引き締め、次なる戦いへと視線を向けた。(FOOTBALL ZONE編集部)

