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 タレントの梅宮アンナ(53)が9日に都内で、あす10日発売の自著「フルコース がんと私と家族の日々」(文芸春秋刊)の記者会見を行った。

 2024年8月に乳がんのステージ3Aであることを公表。免疫療法や民間療法に一切頼らず、抗がん剤、手術、放射線治療という「標準治療」を行い、翌年にがんを乗り越えるまでの赤裸々な闘病記。がんを宣告された時から書籍化の構想があったといい、「私はこういう治療をしながらがんを乗り越えたんですよ、ということを本にする。そうすることで後に続く方の参考になればいいなと思いました」と語った。

 本には19年に亡くなった父で俳優の梅宮辰夫さん(享年81)についても触れられている。辰夫さんが亡くなる直前には親子げんかをしたといい、「口を利かないままそれで亡くなってしまった」と振り返る。「高齢で病気で…自分の体が言うことを利かなくなってイライラしてたのか常に怒りっぽかった。でも、私たちのけんかはコミュニケーション。落胆もないし、私と父らしい最期だったと思います」と述べた。

 自身ががんになったことを辰夫さんが知ったらどう思うか、と報道陣に問われると、「気が気じゃなかったと思う。もういいってくらい心配したんじゃないかな」と笑う。闘病を経て、さまざまな経験をした梅宮。「がんになって気付いたことがたくさんある。がんはギフトでした」と前を見据えた。

 現在の体調については「ホルモン剤は10年飲まないといけないし、飲む抗がん剤は24カ月。毎月1回血液検査を受けていますが、おかげさまで安定。がんだったことを忘れてしまうくらい」と明かした。最後はファンに向けて「同じようにがんのことで大変な日々を送っている方に特にお届けしたい。家族のことも書いてあるので、ぜひ多くの方に読んでほしいです」と結んだ。