7ヶ月におよぶケガから3月に復帰したビジャレアルのロベール・ピレスがフランスのサッカー専門サイト「フットボール365」のロングインタビューに答えている。

 ピレスは復帰の手応えについて、「調子はとてもいい。プレーを再開して1ヶ月半になるが、ああいうケガのあとで立ち直れたのは、気分的にも悪くない。33歳でもやれるんだってね。多くの人々に、僕はもう終わったと思われたからね」と語る。

 ケガの回復を待つ間は長かったというが、「幸か不幸か2002年にも同じケガを体験済みだった。たしかに前回よりは辛かった。前ほど若くはないから。でも自分の課題に集中しなければならない。とにかくずっと耐えた。忍耐力と意志さえあれば、戻ることができると知っていたから」と焦らぬよう心がけた。

 復帰後のピレスはこれまで5試合に出場(先発2、途中出場3)、2ゴールをあげ、レッドカードも受けた。「あのレッドカードは不当だったけど、僕がエネルギーに満ちていた証しにはなったね。アトレティコ戦ではそれを出しすぎたかも知れないが」と全力でプレーできる実感をつかんでいる様子だ。

 ビジャレアルでは、リケルメの穴を埋めるという期待を背負っているピレス。本人も十分それを自覚している。「プレッシャーを感じるが、それはいいプレッシャーだ。そのおかげで思い切りやれるからね」と話す。