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福島市で男女4人を襲ったあと工場に居座っていたクマは3日夜、外に出た、といいます。市の職員が確認をしたところ、クマはカギがかかっていた窓を開け逃げたとみられるということです。

■カギを自力で…さらに蛇口も開け水飲んだか

2日、住宅街に現れ男女4人を襲ったクマはその後、福島市の工場に侵入し工場の中に居座っていました。

しかし、3日午後10時45分ごろ1階の窓から屋外に出て、工場の敷地の外に逃走したといいます。クマは網戸を突き破ったということで、そのパワーに驚かされますが…

市の職員
「窓はスライドでカギを下ろして、引き戸なのでクマが自ら窓を開けた。右側にクマの爪痕と思わしき傷痕が残されている」

市はクマが施錠された窓のカギを自力で開けて逃げたとみています。さらに…

市の職員
「蛇口に手を当てながら、クマが水を飲んでいたのを確認した。蛇口はクマが開けたと、職員が見ている」

担当者からの報告を受けた市長は「極めて知能性があるクマだと思う」と述べました。

工場には捕獲用のワナが設置されていましたが…

市の職員
「はちみつを舐めようとする爪痕は確認されたが、中に入っているエサは食べた形跡がない」

■「何らかの状況で麻酔薬が注入できなかった」

厳戒態勢をくぐり抜け逃走した“知能が高いクマ”は、鋳造会社や住宅地で人を襲い、近くの工場に移動して居座り逃走。最初の通報から60時間近くがたった今も捕獲には至っていません。

工場の東には市街地が広がり、福島駅まではおよそ3.5キロ。西には田畑や山が広がっています。環境省によりますと、クマの1日の移動距離は1キロから3キロ。その範囲に“居座りクマ”がいるのでしょうか。

会見では、クマが逃走した新たな原因も判明しました。

市は2日、緊急銃猟を許可し麻酔銃を命中させたと発表していましたが…

市の担当者
「さきほど現場に行きまして、実際に撃った麻酔の投薬器です。見たところ麻酔薬が残っている。クマの体毛のようなものがくっついている。一度(クマに)当たったんですが、何らかの状況で麻酔薬が注入できなかった」

麻酔銃は命中しましたが、麻酔薬の注入に失敗。興奮したクマを落ち着かせることができなかったといいます。

市は警察などと連携し、クマへの警戒を続けるということです。