試合日程にやや不満を感じるランパード<br>【B.O.S.】

写真拡大

 チェルシーのMFフランク・ランパードは、プレミアリーグが優勝争いのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドに有利な試合日程を組んでいるとして不信感を示した。

 ミッドウィークに試合が行なわれた今週のプレミアリーグ。首位マンUは17日にシェフィールド・ユナイテッド戦を戦い、2−0の快勝。一方、一時的に勝点差を6まで広げられたチェルシーは、翌18日のウェストハム戦で4−1の勝利を収め、再び勝点差を3に戻している。

 ここ20試合で17勝3分と驚異的な追い上げをみせるチェルシー。しかし、いまだマンUの牙城を崩せない状況に、ランパードは日程面でのハンデを指摘。毎週のようにマンUが先に試合を終える日程が、チェルシーに精神的なプレッシャーを与えているという。

「マンUが先に試合を終える日程が長く続いている。最近で言うと、僕らが先に試合を終えたケースは一度しかないけど、その週にマンUはポーツマスに敗れているんだ。追う立場としては、非常に難しい日程だよ。マンUが勝利した場合、後から試合を戦う僕らには、余計なプレッシャーが掛かるからね。でも、僕らはとにかく勝ち続けなくちゃならない。マンUが勝とうが負けようが、僕らは自分たちの試合で結果を出さなければならないからね。だから、彼らの結果を必要以上に気にしないようにしているよ」

 熾烈なタイトルレースのプレッシャーに加え、監督人事などでチームが揺れる状況に、つい愚痴をこぼしたランパード。「マンUとの直接対決も残っているし、とにかく今は勝ち続けることが重要だ。いま勝点を落とすと、かなり厳しい状況に追い込まれるからね」と語るチェルシーの攻守の要は、シーズン終盤を極限の精神状態で戦っているようだ。