先制ゴールを決めたジラルディーノ<br>【Kiminori Sawada】

写真拡大

延期されていたセリエA第22節が行われた18日、アスコリと対戦したACミランは攻撃陣が爆発し、2−5のアウェイ勝利を飾った。「−8p」のペナルティを負うACミランは勝ち点を「53」に伸ばし、来季の欧州CL出場権獲得圏内の4位キープに成功。24日に控える欧州CL準決勝、敵地での対マンチェスター・ユナイテッド戦に向けて弾みを付けた。

ベスト布陣4−3−1−2で挑んだACミランは前半3分、ジラルディーノが“ACミラン、セリエA通算4000得点”に名を刻むメモリアル弾で先制。その後もカカ、ジラルディーノ、カカ、セードルフと決めて、終わってみれば敵地で2−5の圧勝。マンチェスター・ユナイテッドの偵察部隊が見守る中、ACミランは今季最多となる5得点をマークするなど好調な仕上がりをアピールした。

得点力不足が懸念されていた攻撃陣の奮闘に、アンチェロッティ監督は試合後「攻撃陣がみな本当に素晴らしかった。マンチェスターへ旅立つ前に、良い糧を手に入れた」と満足気に振り返った。イングランド勢の強さが際立つ今季の欧州CL。ASローマを粉砕した“赤い悪魔”が待つ敵地へ向け、ACミランの旅支度は整った。

佐藤 貴洋