リーグ・アン首位のリヨンが18日、勝てば優勝が決定するホームでのレンヌ戦を0-0で引き分けた。これで勝ち点1を追加して70ポイント。リヨンが残り6試合に全敗すると仮定して、2位のトゥールーズは全勝しても勝ち点が上回ることはない。得失点差はリヨンが+32で、トゥールーズが+5。リヨンの優勝は決まったも同然だが、数字的にはトゥールーズ優勝の可能性も残されているため、祝勝会はお預けとなった。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、優勝決定を期待していたリヨンのサポーターからは落胆のブーイングが起こった。サッカー専門サイト「フットボール365」によると、駐車場で選手たちを待ち構えるファンは10人ほどしかおらず、市内もお祭りムードとは程遠かったという。

 トゥールーズが21日のレンヌ戦で白星を逃せば、リヨンの選手たちは昨シーズン同様、遠征先のホテルでリーグ優勝を祝うことになる。トゥールーズが勝っても、リヨンが翌22日のオーセール戦で敗れなければ、欧州主要リーグ初の6連覇が決定する。