パレルモ戦で左足を負傷してしまったクレスポ。翌日の精密検査の結果、左足内転筋の肉離れで全治3週間と診断された。インテルの優勝が秒読み段階に入ったいま、今シーズン、チームに貢献したクレスポは、その瞬間にピッチに立てないことになった。もちろん、背広姿で観戦、ということになるのだろうが、やはり選手は最高の瞬間をユニホーム姿で迎えたいのが心情だろう。「そりゃ残念だよ。でもこればかりは仕方がない。最後にピッチに立てないからといって、僕がやってきたことが台無しになるわけじゃない。胸を張ってその瞬間を迎えるよ」とクレスポ。ピッチに立っている11人ではなく、チーム一丸となって戦った末の優勝。クレスポの言うことはもっともである。そして、“その瞬間”は最短だと18日。果たして……。