2位ASローマに18ポイント差をつけダントツの首位を走るインテルだが、同クラブのマンチーニ監督は来シーズンに向けた補強リストを作成し、各ポジションにトップレベルの選手を獲得しようと目論んでいる。そして、今シーズン、レアル・マドリーへ移籍したばかりのマリ代表MFマハマドゥ・ディアラ(25)を中盤の獲得リストのトップに上げているとのことだ。インテルは、すでにレアル・マドリーに対しディアラ獲得に関心を持っていることも伝えているともいう。

 スペインのフットボールスタイルに適応できず、その本来のポテンシャルを発揮できずにいたことから手厳しい批判を受けていたディアラだが、ようやくリーガにもチームにもフィット。彼自身今すぐにレアル・マドリーを辞めることは考えていないだろうし、クラブ側もディアラのポテンシャルを高く評価しており、簡単に手放すとは考えにくい。

 一方、センターバックの強化を図りたいレアル・マドリー。センターバックの補強はレアル・マドリーのここ数年の最重要案件でもあり、毎シーズン補強を行っているが成功したとは言い難い。そして、来シーズンに向けてアーセナルのフランス代表DFウィリアム・ガラス(29)をリストアップしていると言われている。

 今シーズン、チェルシーからアーセナルに移籍したガラスだが、出場機会に恵まれておらず、仮にレアル・マドリーがガラス獲得に動いた場合でも、移籍に支障はないと考えられる。さらに、モウリーニョ監督がレアル・マドリーの監督に就任するという噂も上がっており、モウリーニョ監督自身ガラスのことは良く知っており、獲得に動く可能性もあるとされている。

 レアル・マドリーが狙う選手、そしてレアル・マドリーの選手を狙う他のクラブ。各国リーグ戦も終盤戦に突入し、補強、放出など来シーズンに向けての話が出始めている。

(スペイン通信)