チャンピオンズリーグ準々決勝でバレンシアを下し、チームを準決勝に進出させたチェルシーのモウリーニョ監督。2004年に同チームの指揮官となり、いきなりプレミアシップ優勝を果たすと、翌シーズンもチームを優勝へと導き、3年目となる今シーズンもチャンピオンズリーグとプレミアシップのダブルクラウンに好ポジションにいる。そんな稀代の名監督だが、シーズンが終盤に近づくにつれ、チェルシー退団の噂が高まっている。噂の多くは、レアル・マドリーのカペッロ監督が今シーズンを最後に退団し、その後任に就くのでは、というもの。その噂を裏付けるように、レアル・マドリーの関係者は、すでにモウリーニョの代理人との対面を果たしている。

そしてさらにこんな憶測も。イングランドの有力紙は、先日モウリーニョが購入した新車のポルシェが左ハンドルであったことから、来シーズン、スペインで乗るためだろうと報道している。たしかにイギリスは日本と同じく左側通行で、右ハンドルが便利なのだが、左ハンドルだから移籍するというのは……。だが、アブラモヴィッチ会長との蜜月は終わり、最近では確執も深まっているようで、退団の信憑性は高い。果たしてモウリーニョはレアル・マドリーへ行くのだろうか。