日曜劇場「GIFT」追い風に 車いすバスケに励む22歳新星「バスケは生きがい」パラ五輪3大会知るベテラン支える 大分
車いすラグビーが舞台の日曜劇場「GIFT」の反響で、パラスポーツに対する注目度が高まっています。こうした中、競技力向上と魅力発信を目指し、大分県内で汗を流す車いすバスケットボールチームを取材しました。
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大分市で活動する社会人車いすバスケチーム「大分コウセイWBC」。1985年創部と伝統あるチームでは現在、20代から60代までの10人が週に2回、およそ2時間の練習に励んでいます。
車いすバスケは、リングの高さや5人制など健常者の競技とほぼ同じルール。競技ならではの特徴は障害に応じた持ち点制です。選手には障害の程度によって1点から4.5点までの持ち点が与えられ、コート上の5人の合計を14点以内にしてチームを構成します。
(大分コウセイWBC・山本崇雄代表)「うちは健常者の人も障害がある人も一緒に楽しく活動しています。だんだんチームも強くなってきて、九州の中でも準決勝に上がれるようになってきました。7月の天皇杯に向けてチーム一丸となって頑張っています」
健常者も一緒に楽しめる 記者も体験
車いすバスケは健常者も参加可能。代表に勧められて記者が体験すると、リングとの距離が遠くシュートを届かせるのが精いっぱい。また、ドリブルしながら車いすをコントロールする正確さも必要で、奥深い競技です。
大分コウセイでは3人の健常者が所属。健常バスケで走り回るには体がついていけないが、バスケットを長く楽しみたいと車いすバスケをプレーしています。
大分コウセイの一番星さんは日本代表候補
そんなチームの一番星は、最年少・豊後大野市の足達飛馬選手(22)。スピードを武器に、年代別の日本代表強化指定選手に選ばれる期待の若手です。
(足達飛馬選手)「高校2年生のときに足の感覚がなくなって下半身麻痺になり、いきなり歩けなくなりました。最初の1か月は寝たきりの状態だったんでショックがあったんですけど、それからは逆に吹っ切れてバスケを楽しもうという感じに変わりました」
競技歴4年、豊後大野市役所に勤めながら大分市まで練習に通う日々を送りながら日本の一番星を目指しています。
(足達飛馬選手)「車いすバスケめちゃくちゃ楽しいですよ!生きがいですね。日本代表として世界大会でメダルをとることが自分の目標です」
チームの支柱 パラ3大会経験するベテラン
チームの精神的支柱は、最年長で別府市に住む徳永祐政選手(69)。かつてソウルやバルセロナなどパラリンピック3大会で日の丸を背負った大ベテランです。
(徳永祐政選手)「いいテーマでドラマを作ってくれたなと。これをきっかけでいろんな車いす競技スポーツが普及するといいなと思っています。自分の体が続く限り楽しんでやりたいです」
県内で活動しているのはわずか3チームと競技人口の伸び悩みが課題となる中、大分コウセイは40年を超える歴史を持ち県内トップクラスの実力を誇ります。
世界を目指す若手から競技を楽しむベテランまで、さまざまな目標を持つプレーヤーが団結。チームは、ドラマを追い風にパラスポーツの魅力発信と競技力の向上を目指します。
