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2026年注目の人物をご紹介しています新春シリーズ「今年にかける」。

最終回の1月9日は、女子柔道・藍住町出身の嘉重春樺選手です。

2025年に世界選手権で初出場、初優勝。

世界の頂点に立った彼女が、2026年目指すものとは。

柔道着の胸には日の丸。

地元へ凱旋を果たした世界女王の表情には、貫録の微笑みがありました。

たちまちできる人の波。

「お願いします」
「まだやるよ」

女子柔道63キロ級・世界ランキング1位。

藍住町出身・嘉重春樺選手、25歳。

2025年に世界選手権で初出場、初優勝。

県出身選手としては初めての快挙でした。

「オリンピックに出てほしい。みんなで応援したい」
「憧れすぎる」

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「グランドスラム東京で勝って終われたのは自信にもなった。全体通して良い1年だった」

今や、向かうところ敵なしの嘉重選手。

世界選手権に続いて開かれた、12月のグランドスラム東京では、得意の寝技で、決勝を含む4試合をオール1本勝ち。

連覇を達成し、次回の世界選手権出場権を獲得しました。

しかし、63キロ級は国内の層が厚く、世界の上位を日本人選手が占めています。

女王といえども気が抜けません。

(女子63キロ級 世界ランク1位・嘉重春樺 選手)
「今、自分が評価されているのは、海外の大会で負けていないということだけだと思う」
「負けるとやはり『もしかすると、違う選手の方が良いかも』という評価、危機感は常にあって」
「もし、世界選手権前に負けたとしても、世界選手権だけは絶対に獲る」

(藍住真導スポーツ少年団・近藤秀作さん)
「毎年恒例の藍住真導スポーツ少年団・新年合同練習会、素晴らしい練習ができたら」
「藍住真導スポーツ少年団藍住中学校の卒業生、嘉重春樺選手日本のスーパートップ選手が、きょうみなさんのために練習来てくれている。一緒に練習してもらって良い思い出作ってもらえたら」

久しぶりの里帰りに、リラックスした表情。

一方、一緒に練習する子どもたちは、世界一の寝技を直に教わることのできるまたとない機会とあって、表情は真剣そのものです。

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「ありがとうございました、またやろう」

(一緒に練習した子ども)
「強かった、うれしかった」

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「今の子たちこんな寝技やるんだと、わたし小学校の時全然やってなかったので、なめてました」

立ち技の乱取りでも、嘉重選手は大人気。

手合わせが終わると、息つく間もなく子どもたちが群がります。

世界のトップとは思えぬ、気さくな、そして丁寧な指導に、子どもたちは時を忘れて練習に打ち込んでいました。

(教わった子ども)
「利き手を取る動作を教えてくれ、ためになった。すごくわかりやすくて良かった」
「返しのやり方や、相手を引き寄せるやり方を教えてもらった」

この日、気づけば稽古は2時間半も続いていました。

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「こういう姿を見て『わたしもなりたい』と思ってもらえたら良いと思い、恩返しじゃないが、そういう想いでやった」

夜。

家族や柔道関係者など70人が集まっての祝勝会。

その中に中学時代の恩師の姿がありました。

(藍住中柔道部の恩師・森口健司さん)
「(中学校)1年の時から、たった1人でも一生懸命やっていて」
「全国大会出て負けても結果出したから良いと思うが、負けたら彼女は泣く。中1から高い、高いレベルを目指していた」
「1人のファンとして応援しています」

あれよあれよという間に、世界のトップへと上り詰めたシンデレラガール。

しかし、ふるさとでの夜が明ければ、また日常と、過酷な練習の日々が待っています。

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「やっぱり、地元でこういうことをしてもらえるのはうれしいし、もっとがんばろうと思う」

2026年、当面の目標は10月の世界選手権での連覇。

そして2年後には、ロサンゼルスの青空へ、輝くような日の丸を。

(藍住町出身・嘉重春樺 選手)
「立ち技でもう少し良い柔道ができれば、もっと(得意の)寝技も活かせる。寝技も立ち技もできることを強みにしていきたい」
「10月に今より強くなっている姿を見せられるよう」
「最終目標は五輪で金メダルとること、それに向けて1つずつがんばっていきたい」

新春シリーズ「今年にかける」、最終回の9日は、女子柔道世界一、藍住町出身の嘉重春樺選手をご紹介しました。