「海陽町の古墳群すべて保存を」 古代史研究家が県に要望書【徳島】
道路整備のため一部取り壊しが検討されている、海陽町の古墳群の保存を求め9月22日、県内の古代史研究家の男性が、県に要望書を提出しました。
海陽町多良の「多良古墳群」は、前方後円墳1基と円墳4基からなる古墳群です。
国が整備する自動車道の予定地にあるため、県は国の史跡に相当する価値があると判断した前方後円墳と、隣接する円墳1基を保存し、希少性が低いと判断した他の3基は取り壊す方針です。
藤井さんは、希少性が低いとする県の判断には具体的根拠がなく、歴史遺産の軽視だと主張。
文化財保護審議会でも十分な議論がなされていないとして、判断の見直しを求めています。
(古代史研究家・藤井榮さん)
「埋蔵文化財は貴重な国民的財産である」
「墓の構造がこうだから非常に価値が高いとか、何か具体的な根拠ってあってしかるべきだと思うんですけれど」
「それが何ら示されていない」
要望を受けた県文化財資源活用課は、内容を精査するとした上で、取り壊しの判断については「道路のためではなく、古墳の価値を相対的に評価した結果」とコメントしています。
