なにもかも値上がりし、家計が圧迫されている今の状況。そんなときこそ、ポイ活で少しでも家計のたしにしたいところ。でもうまく使わないと、余計なものを買ってしまうだけになるかもしれません。今回は、50代のブロガー・やまだめがねさんに、気軽にできて節約にもつながると感じた、シンプルで“楽しい”ポイント活用術を教えていただきました。

「ポイントはお金と同じ」と心得る

築40年の団地で、夫婦ふたり暮らしをしているやまだめがねさん。家計管理のモットーは「シンプル第一」です。

【写真】ミニマリストがポイントで買うもの

「あまり複雑なことはせず、固定費をしっかり削減して先取り貯金するというルールは守り続けています。だからポイ活もがっつりやっているわけではなく、貯めているのは楽天やよく行くスーパー、無印良品のポイントくらいです」(めがねさん、以下同)

ポイントを使うときも、慎重に。

「気軽に使えるポイント払いは、つい不要なものまで購入してしまいがちです。商品券も同じ。なので、基本的には自分の財布から払うときと同じように、生活必需品の購入に使うことにしています」

日用品のストック購入にポイントを活用

めがねさんがポイントをよく利用するのは、日用品の購入です。

「ものをなるべく増やしたくないので、消えてなくなる消耗品を買います。トイレットペーパーやゴミ袋をタダで買いたせたと思えば、かなり得した気分になれるんです」

無印良品では、いつも使っているゴミ袋を購入。

「始めて見る新商品を試したいな、という思いもちらりと出てくるのですが、でもこのポイントでゴミ袋が3つも買えると思うと、結局はそっちを選んでしまいます」

「ポイントでごほうび」は半年に一回

ポイントや商品券は、毎回必ず生活必需品の購入に使うと決めているわけではありません。

「ごほうびやお楽しみに使う頻度はかなり低いですが、ゼロではありません。買わない、やらないと決めてしまうと、必ず守らなければと思って逆にストレスになるからです。だから、たまにはパン屋で好きなパンを買ってみたり、ドーナツ屋さんでおやつを食べたりもしています」

めがねさんによると、こうしたお楽しみは半年に1回くらい。

「ちょっとしたパンドーナツを買うだけでワクワクします。たまにあるからこそ、ご褒美感が高まってうれしいのです」

元々は無料で手に入れたポイントといえど、無計画に使えば浪費につながるし、我慢しすぎるとつらい。バランスが難しいですが、めがねさんの使い方は満足感を十分高めてくれそうです。ぜひ参考にしてください。