トラックが不適切な状態でクレーン格納か 徳島道 14人死傷事故から1か月【徳島】
14人が死傷した、徳島自動車道での高速バスとトラックによる衝突事故から8月14日で、ちょうど1か月です。
バスのフロントガラスを突き破ったクレーンは、トラックに不適切な状態で格納されていた可能性があることが、捜査関係者への取材で分かりました。
7月14日、阿波市市場町の徳島自動車道で、高速バスとトラックが正面衝突する事故があり、2人が死亡、12人が重軽傷を負いました。
(乗客)
「気づいたら、クレーンの頭が目の前を横切っていて…」
バスのフロントガラスと、サイドガラスを突き破ったクレーン。
乗客の1人は、このクレーンに当たって亡くなった可能性があるとみられています。
クレーンには「走行時ブーム後方格納」の文字がありました。
四国運輸局によりますと、このタイプの車両は車検登録の際、走行時にクレーンを格納する向きを、「前方」か「後方」かなどと登録する必要があります。
登録と異なる向きで走行すると、法律上「不適切」な行為となり、車体から1mを超えてはみ出した場合、「違法」となる可能性があります。
捜査関係者によりますと、トラックはクレーンを「後方格納」で登録していましたが、事故の際は、「前方格納」の状態で走行していました。
荷台に積んだ重機が邪魔で、「後方格納」にできなかった可能性があるということです。
警察は、死亡したトラックの運転手について、過失運転致死傷の疑いで捜査する一方、クレーンの格納状態が法律違反にあたるのか、運輸局に照会するとともに、クレーンの状態を調べるなどして捜査しています。
