沖有人氏が断言！「持ち家か賃貸か」論争のウラ側と“今”買うべき儲かるマンションの法則

投資家の田端信太郎氏が自身のYouTubeチャンネルの動画『家を買うべき理由の本質！マンション専門家の沖有人さんに儲かる物件の法則を教えてもらいました。』で、マンション専門家の沖有人氏と対談した。沖氏は、長年続く「持ち家か賃貸か」という論争や、マンション購入のタイミングと選び方について、専門家の立場から独自の見解を披露した。

動画冒頭、沖氏は多くの人が悩む「持ち家vs賃貸」論争について「みんな永遠の論争と言うんですけど、あれは作り事だって話をしています」とバッサリと述べた。その理由として「日本って持ち家政策を取ってるんですよ。持ち家政策を取ってるってことは、それに誘導してるわけですよ」と、国の政策自体が持ち家を有利にしている構造を指摘した。実際に高齢者の持ち家率は85％にものぼり、「それだけ家を持った方が得な状態にしている」と語る。

ではなぜ論争が続くのか。沖氏は「論争なんてありえなくて。論争してたのは、まあ住宅を売ったり広告しなきゃいけない人たち」と、メディアや不動産業界の意図を示唆した。田端氏が「平たく言うとSUUMOみたいなところですよね？」と相槌を打つと、沖氏は「持ち家の方がいいよって言っちゃったら話が終わっちゃうので、比較表を作るわけですよね」と続け、広告のカラクリに言及した。具体的には、「比較表にちっちゃい字を見なきゃいけなくて、不動産ってちっちゃい字が大事なんですよ」と前置きし、「70平米の持ち家を持つ場合と賃貸ですって（比較して）、よく見ると（賃貸は）50平米って書いてある。全然違うものを比較するのって『どういうこと？』って話じゃないですか」と、面積が異なる物件を同列に比較するなどの「インチキをしないと（賃貸が持ち家と）一緒になんないぐらい、それだけ格差がある」と断言した。

さらに沖氏は、家を持つことに反対する意見についても言及した。「持つと反対する人たちは決まっていて、口だけ達者なエコノミストで離婚歴がある人はみんなダメだって言う。『自分が買って損した』って言う。それは『お前の事例1個じゃん』って話で」と一蹴した。自身が運営する「住まいサーフィン」の会員は「99%うまくいくわけですから、失敗する理由なんてないわけですよ」と自信を見せる。

その上で、沖氏は儲かる物件の法則として「購入タイミング（今すぐ）」「都心エリア」「駅近」「タワーマンション」「総戸数が多い」「ファミリータイプ」「適正価格で購入」の7つを挙げ、「間取りはまったく関係ない」「どのブランドを買うかも関係ない」と明言した。価格が高騰している現状でも「こっから上がるしかないんで、今買っといた方がいいですよ。遅らせれば遅らせるほど自分の得が減るだけ」と早期購入を推奨した。

また、「家は一生ものではない。テンポラリーなもの。賃貸と何も変わらない」とし、ライフスタイルの変化に合わせて住み替えることの重要性を説いた。これには田端氏も「人生のための家であって、家のための人生ではない」と共感した。沖氏は、そのためにも資産性と流動性を重視し、売却時に損をしない物件選びが肝心であると強調した。