ガザ地区北部の住宅に空爆、36人死亡 レバノンでもヒズボラへの攻撃続く
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区や隣国レバノンで攻勢を強めています。ガザ地区北部では10日、子どもを含む36人が死亡しました。
地元メディアによりますと、イスラエル軍は10日、ガザ地区北部ジャバリアの住宅に空爆をおこない、子どもを含む少なくとも36人が死亡したということです。この住宅には空爆で家を失った多くの人が避難していました。
一方、イスラエル軍はレバノンでもイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を続けています。レバノン保健省は9日に53人が死亡、10日には少なくとも35人が死亡したと発表しました。
こうしたなか、イスラエルのネタニヤフ首相は10日、アメリカ大統領選で勝利したトランプ氏とここ数日で3回会談したと明らかにし、「イランによる脅威のあらゆる側面と危険性について完全に意見が一致した。平和の拡大やその他の分野でもイスラエルに大きなチャンスがあるとみている」と述べ、トランプ新政権との関係性に自信を見せました。