Number_i(公式サイトより)

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 11月5日、平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太による3人組グループ「Number_i」が、スキンケアブランド「雪肌精」のグローバルブランドミューズに就任した。インターネット上では、3人を起用した「KOSE(コーセー)」に厳しい目が向けられている。

 1985年に誕生し、2024年に40周年を迎えた同ブランドには、これまでに多くの著名人が出演してきた。

「女優の新垣結衣さん、プロスケーターの羽生結弦さん、プロ野球選手でロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手らを起用しています。11月7日から、Number_iが出演する新CM『i Bright.-前を向く、この肌に。−』が放送されます」(芸能記者)

 3人が美容CMに起用されたことを喜ぶファンも多い。ただ、Xでは、「雪肌精」の販売元であるKOSEに対する批判の声が続出している。

《うっっっわーーーさすがはKOSE 移籍しろとかいう会社だもんな。運営体制嫌いだったけど益々軽蔑するわ。ぬんべり起用だしもう買わない》

《KOSEって めめ と Number_iをそれぞれCM起用ってこと?企業倫理としてこういうのどうなの?》

コーセーってさ、ジャニーズ新規CM見送り、所属タレントのため「他社への移籍」提案してカルトオタにめちゃくちゃ叩かれて、結果、個人のタレントをキャンペーンで起用してたよね….そのキャンペーンが終わったから、これなのか》

《KOSEがぬんべり採用したのね KOSEの製品二度と使わねえ。元々去年から使ってないけど、今後一生使わないことが確定したわ》

 こういった辛辣な意見が見受けられるのは、2023年9月の旧ジャニーズ事務所をめぐる問題が関係しているようだ。

「故・ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、KOSEはコメントを出し、旧ジャニーズ事務所のタレントのファンから大きな批判があったんです。

 内容は『ジャニーズ事務所には被害者の補償に専念していただくべきと考えており、現在の所属タレントの皆さまやそのマネジメント機能については、他社への移籍やガバナンス体制の整備された別組織の設立などの方策によって、早急に対応すべきであると伝えていく所存です』というもので、同社所属タレントの新規起用を見送るだけでなく、あたかもタレントの移籍をうながすようなもの。

 そのため、発表されるとSNSでは炎上騒ぎになりました。現在も、特に“移籍うながし”コメントを根に持つファンも少なくありません」(前出・芸能記者)

 2024年4月に旧ジャニーズタレントのマネージメントを担う「STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)」が始動し、所属タレントは同社に移る形になった。

 すると、8月に「Snow Man」の目黒蓮が、KOSEの「コーセー敏感肌ケアキャンペーン」のCMに出演するなど、変化が見受けられるようになった。ただ、現在も厳しい目が注がれているようで……。

「STARTO社の目黒さんを起用する一方、平野さんらが所属し、STARTO社の“ライバル”ともいえる滝沢秀明さんの芸能事務所『TOBE』タレントも起用しています。まさに、目黒さんのマネジメントがSTARTO社に移った途端、手のひらを反すようにオファーを再開し、さらにTOBEにもアプローチする“二枚舌”に疑問を抱くファンもいるのだと思われます」(前出・芸能記者)

 性加害問題から1年経ったが、失ったファンの“信頼”を取り戻すのはもう少し時間がかかりそうだ。