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 ジャーナリスト池上彰氏(74)が6日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル アメリカ大統領選挙 開票速報SP」(前9・55)に生出演し、投開票が始まった米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の優勢が伝えられている状況を分析した。

 トランプ氏と民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)との戦いは、大統領選史上まれに見る大接戦が伝えられる中、トランプ氏は激戦州のノースカロライナ州、ペンシルベニア州などで勝利を確実にするなど、過半数の270人の選挙人獲得へ前進。米ニューヨークタイムズはトランプ氏勝利の確率が95%を超えたと伝えた。

 池上氏は10月から大統領選の取材で渡米。同月27日の衆院選投開票も、米国から結果を見守っていた。

 池上氏は「アメリカで取材をしてきて、本当に分からないなという、大激戦だったなと思っていた」と肌感を語り、トランプ氏が激戦州を次々とものにしていく現状に驚きを口にした。

 物価高が続く米国経済。池上氏は「やはりニューヨーク、あるいは郊外で買い物をしていても、あまりの物価高にびっくりするんですよね」と驚きを口にした。「そして人件費が高くなっているので、チップも昔は10%でよかったのに、今は20%からってなっていると、本当に物価高を感じる」と実感を語り、「それが庶民の不満になって、今の体制をなんとかしたいと、トランプさんが全部引き入れたのかな」と分析していた。