大宮がクラブプロパティ発表イベントを開催【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

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Jクラブ初の単独外資系オーナーに

 大宮アルディージャが11月6日、レッドブル・ジャパン本社でクラブプロパティ発表イベントを開催した。

 J2に昇格する来季からクラブ名を「RB大宮アルディージャ」に変更することを正式発表し、新クラブロゴも合わせて公にされた。

 大宮は今年8月、オーストリアの栄養ドリンク大手レッドブル社がNTT東日本の保有する全株式を取得し、クラブを買収することを発表。外資企業がJクラブの単独オーナーになるのは大宮が初のケースとなる。

 発表イベントには、レッドブルサッカーテクニカルダイレクター(TD)の元ドイツ代表マリオ・ゴメス氏、同CEOオリバー・ミンツラフ氏、RB大宮代表取締役兼フットボール本部長の原博実氏が登壇。レッドブルのサッカー事業やクラブプロパティの発表がされるとともに、3名によるトークセッションも行われた。

 新エンブレムは「レッドブルサッカーの一員と分かるように、大宮のカラーが分かるように」作成され、レッドブルの象徴とも言える2頭の牛があしらわれた。クラブカラーのオレンジも配色されている。正式名称は「RB大宮アルディージャ」。Jリーグはクラブ名に企業の名前を入れることを認めておらず、「RB」はドイツ語で「Rasen BallSport」(芝生の球技)」の頭文字だとしている。

 ユニフォームやマスコットについては、「一歩一歩、クラブの皆さんと話し合いを深めて良いものを作っていきたい」(ミンツラフCEO)とコメント。これまで採用してきたリスについては「完全に消えたわけではない」と明かした。

 Jリーグへの参入、大宮の買収経緯についてミンツラフCEOは「日本は素晴らしいスポーツの国。埼玉はスポーツに力を入れており、大宮のチームは眠れる巨人と言えるほどポテンシャルを感じた」と説明。マリオ・ゴメスTDも「観ている人を熱狂させたい。大宮にポテンシャルを見た。我々の知識を加えて発展させたい」と意欲を示している。(FOOTBALL ZONE編集部)