『あの夜を許してやりたいんだ』©TBS

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 TBS火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』のサイドストーリー『あの夜を許してやりたいんだ』が、11月12日よりTVerで独占配信されることが決定した。

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 『あの夜を許してやりたいんだ』は、『あのクズを殴ってやりたいんだ』にも登場するほこ美(奈緒)の実家「スナック明美」を舞台に、登場人物たちが腹を探り合うワンシチュエーション・ラブコメディ。本編では秘められた彼らの赤裸々な本音、悩み、葛藤、そして成長する姿が描かれる。

 メインキャストは4名。大葉奏斗役の小関裕太をはじめ、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、鳴海唯、浅野竣哉と、本編にも出演中の俳優が勢揃い。さらに特別ゲストとして、奈緒の出演も決定している。

 好意を寄せるほこ美(奈緒)の妹・さや美(鳴海唯)にいい顔をしたい大葉(小関裕太)。なんとか大葉の気持ちを自分に惹きつけたい撫(玉井詩織)。そんな撫が生理的に苦手なさや美。そしてマイペースに場をかき乱すほこ美の職場の後輩・小島(浅野竣哉)。それぞれの欲望をむき出しにした4人は、スナックという閉鎖空間で一体何をしでかすのか。そして、ほこ美はそこにどう交わっていくのか。

 メインビジュアルは、物語の舞台となる「スナック明美」で撮影。本編では決して見せない4人の無表情は、一体何を意味するのか。そしてモニターに映された、鼻血を流すほこ美。この表情にはどんなメッセージが込められているのか。

 またビジュアルの中に散りばめられた小道具には、それぞれサイドストーリーに関する重要なヒントが隠されている。

コメント●小関裕太かなり面白いです。コメディです。そして人情味にも溢れています。本編では4人での絡みはあまりありませんが、サイドストーリーでは4人の欲望や本音が混在した会話劇です。年齢や価値観の違う4人が意見を言い合うことで、それぞれが自分を見つめて変化していくストーリーとなっています。僕演じる大葉の見どころとしては、「真面目」というコンプレックスを持っている彼がどう変化していくのか……。後半、彼が色んな意味で「覚醒」するところは特にお楽しみに。ワンシチュエーションの会話劇。笑いっぱなしの楽しい撮影でした。ぜひご覧ください!

●玉井詩織(ももいろクローバーZ)サイドストーリーにも出演させていただけることになりとても嬉しいです。本編ではなかなか交わらない4人で、ドタバタとコメディに近いストーリーをお届けいたします。ドラマの登場人物はみんな本当に個性的で、それぞれに人間らしさやダメな部分、憎めない愛らしい部分があります。今回のサイドストーリーを通して撫というキャラクターもより深く知ってもらえたら嬉しいですし、より身近に感じてもらえたらいいなと思っています。テンポ良く楽しい会話劇にも注目です!本編と合わせて観ていただけると、より作品を深く楽しんでもらえると思うのでぜひご覧ください!

●鳴海唯「スナック明美」で繰り広げられる会話劇ということで、本編とはまた一味違った作品になる予感がして、とてもワクワクしています。本編ではなかなか会う機会がない市役所メンバーの皆さまをさや美がお迎えして、普段は言えない本音をさらけ出していくので、本編と照らし合わせてご覧いただければより楽しめる作品になっているかと思います。視聴者の皆さまにきっと共感していただける内容もたくさん詰まっていますし、想像もつかない奇想天外な展開になっていくかも……!? そして観終わった後は、きっと登場人物みんなが愛おしくなるはず! 毎話笑ってスカッとできる作品をお届けできるよう頑張ります。ぜひお楽しみに!

●浅野竣哉「スナック明美」で繰り広げられるサイドストーリーに市役所メンバーで出演できるということで、小島を演じる身としてもとてもわくわくしました。コミカルな会話劇で本編よりさらに踏み込んだそれぞれのキャラクターを楽しんでいただけると思います。僕が演じる小島はとにかくよくしゃべります。ご期待ください!本作は毎話、高カロリーで満足感がある10分間になってます。笑えます。ちょっと泣けるかもしれないです。本編と合わせてぜひ観てください!

●奈緒本作は市役所メンバーと、私の妹のさや美が、本編以上に赤裸々な本音と密かな恋心をぶつけ合う大胆なコメディとなっています。特に大葉と撫の恋(?)には注目です! さらに、小島とさや美も「こんなことを思ってたんだ」「こんな気持ちがあったんだ」と、ほこ美さえ知らない、4人の色々な感情がぶつかりあっています。私もハジけております! 是非ご覧ください!

●佐井大紀(演出・プロデュース)「あのクズを殴ってやる!」と点けたテレビから、まだ若い強盗が高齢者を殴った凄惨なニュース。不条理に満ちた社会に生きても、他者への無関心や不寛容に慣れてはいけない。本当はみんな、胸の奥に憂いも優しさも抱えている。それらをさらけ出して、ぶつけ合って、心と心で「殴り」あってこそ、この分断の時代にも光が差すはずだ・と、かなり大きく出ましたが、中身はあくまでコメディです。気楽にご覧ください!

(文=リアルサウンド編集部)