業界の大物が惚れた…『ミセス・グローバル・アース世界大会』優勝の中村羅沙が「ブレイク必至のワケ」
ネイルサロン、ウォーキング教室、訪問介護事業を展開
本当にブレイクするかもしれない――。
そう思ったのは、北海道を中心に活躍し始めたマルチタレントの中村羅沙(なかむらりさ)さんのことだ。
北海道恵庭市出身の39歳。15歳の時にスカウトされ、16歳から東京のプロダクションに所属し、高校の3年間はオーディションや撮影の度に北海道から東京まで通った。
モデル、女優として7年間の芸能生活の中では、ドラマ『ヤンキー母校に帰る』(TBS系)、NHK大河ドラマ『功名が辻』などに出演している。だが、芸能界に限界を感じ、22歳で引退し札幌に帰った。
そしてビジネスの道で成功を収めようと一念発起。起業家としての第一歩の生活が始まった。 当時は
「芸能界に未練は無かった」
と話す中村さん。モデルをしていた強みでネイルサロン、ウォーキング教室、訪問介護事業などを展開。事業は順調に進んでいるように思われたが、日本国内に新型コロナが蔓延。事業はネイルサロン1店舗にまで縮小することになってしまった。
だが、そのピンチに胸に浮かんだのは、
「もう一度、表現する仕事がしたい」
という気持ちだ。
そこで出会ったのが、元『日本テレビ』の制作センター長だったSさん。この人はオレの芸能リポーター時代を支えてくれた人で、北海道の系列局『STV札幌テレビ放送』の社長を勤め上げた人だ。
きっかけは中村さんがSさんの奥様と友人だったこと。 奥様は元々テレビ業界に在籍し、現在は“北海道を元気にする”をモットーにする会社を設立している。
「汚染された環境では、健康になれません。美しく歩くということは自分の環境を整えること。そういうことができる人は、地球の環境を“整える”意識も持つことができる」
という中村さんの生き様に感銘を受けたSさんは、彼女を奥様の会社所属とし、同時に大手芸能プロダクションである『サンミュージック』と中村さんを業務提携し、自らマネジメントすることにした。
みのもんたをテレビスターにした手腕
ちなみにSさんは、みのもんたをラジオの世界からテレビにスカウトし、『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)の司会に抜擢してスターにした人。そんな“業界の大物”である彼が中村さんにホレ込んで推しているんだから、売れないワケがない。
そんな中村さんは、昨年12月に行われた地球環境保護を追及する『ミセス・グローバル・アース世界大会』に出場し、見事に世界一に輝いた。ビジネスの世界だけでなく、芸能界でも一つの栄光を掴んだ。
「“女性は何歳になっても輝ける”という姿を伝え、誰かの背中を押す存在になれればと思っています。 それと、故郷である北海道の食文化を世界に広めていきたい。それがかなうような仕事をしていきたいです 今後は、テレビ番組や雑誌など、どんどん出演したいです」
再び芸能界に身を置くことになった中村さんの夢は大きい。でも、それは実現寸前のところまで来ているのかもしれない。
「人生は“自分らしさってなんだろう……”と見つける旅なんじゃないかと思ってます。だから宝探しみたいで楽しい。気づいた瞬間から本当の人生が始まります」
と屈託のない笑顔には、すでにスター性を感じさせてくれる。近い将来、テレビで見る日が多くなりそうな気がするね。
「これまで泣いたり笑ったり、怒ったり傷ついたり、迷ったり……。でも、たくさんの人たちに支えられ、乗り越えられました。本当に大切なものを見つけられました。これからがスタートですが、皆様と共に、笑顔で夢がかなえられますように。それが私の願いです」
すでに札幌で行われる各イベントのMCや企業プロモーションのアンバサダーやナレーションの仕事を務めている。11月30日開催の『SEIBUEN KEIRIN クリスマスツリー点灯式2024』アンバサダーの仕事も飛び込んできているという。
ニュースターとして着実に階段を上っている中村さんには、ホント期待しかないね――。
取材・文:石川敏男(芸能レポーター)