「片づかない家」に必ずあるもの5つ。年内に捨てて「自然と片づく家」に:11月に読みたい記事
ESSEonlineに掲載された記事のなかから、11月に読みたいベストヒット記事をピックアップ!
「片づかない家」には、共通してあるものがありました。ライフオーガナイザーという仕事上、片づかない家をたくさん見てきた尾花美奈子さんに「年内に捨てるべきもの」について教えてもらいました。
記事の初出は2023年11月。内容は取材時の状況です。
片づかない家に共通する、処分すべきもの5選
大掃除の前に家の中を片づける方もいると思いますが、片づけをすると、必要以上にたくさん持っていたものや、存在を忘れていたものが出てきますよね。
今回は、「ものが多くて家が片づかない」というお宅でよく見られる5つのものについて考えてみたいと思います。
1:掃除で使うつもりの古いタオル、穴あき靴下
使い古したタオル、穴があいた靴下、もう着ないTシャツなどを切ってウェスにしたり、掃除の際にリユースされる方も多いと思います。すぐに捨ててしまうより、捨てる前にもうひと働きさせると気持ちが軽くなりますよね。
ただ片づかない家の場合は古布やウェスの量がとても多く、大掃除でも使いきれない程。しまっておくために、もっと優先して収納したいものが入らなくなることも。
改善策は「古布やウェスはここに入るだけ」と量を制限すること。引出し1段分、カゴ1つ分など上限を決め、そこに入りきらない場合はすぐに掃除に使って消費するようにしましょう。
2:シミ、ヨレ、毛玉のついた服
いつの間にかお気に入りの服にシミがついていた、首元がよれていた、たくさん毛玉がついていたということはありませんか? それはよく着ていたという証拠ですが、よく目にしていると少しずつの変化に気づきづらいものですよね。
とくに洋服収納がいっぱいの場合は、たくさんの服に埋もれたり雑然とした背景に邪魔をされてなおさら気づきづらい状態です。
「シミ、ヨレ、毛玉」がついた服は「着ていない服」「高かった服」より手放しやすいと思うので、その3点に着目して見直してみましょう。
目標は、クローゼットの中を「一軍服」だけにすること。だれに会っても恥ずかしくない服だけを残すことを目標に!
3:大量の食品、日用品
片づかない家では、食品や日用品のストックが多くてあふれているということが多々あります。
大容量の食品やシャンプー、安いときのまとめ買いはたしかにお得で、節約やお金のやりくり上手に通じますが、それはきちんと在庫管理ができてこそ。収納スペースからあふれる程になるのは買いすぎです。
食品の賞味期限がきれたり、在庫があるのに買いたしてしまうなど在庫管理がうまくできないといった問題が起き、それが原因によるストレスや不自由が生じていては本末転倒です。
そういう場合はしばらく買い物を控えて、家にあるストックを消費してみましょう。とくに年末年始の休み中はいい機会です。そして次からは「在庫数」と「収納スペースのあき」を意識して買うようにしたいものです。
4:しまいこんだサンプル品、いただきもの
「使おう」「食べよう」と思ってしまいこんだら忘れてしまい、気づいたときには使えない、食べられなくなっていた…。そんな経験はだれにもあると思いますが、片づかない家ではそういうことがありがちなようです。片づいていないから忘れるのか、忘れるから片づかないのか、その両方なのか。
化粧品のサンプル、いただきものの食品やティーバッグなど、洗面所やキッチンに眠っていませんか?
改善案は「いただいたときにすぐに決断・実行」すること。すぐに消費する、不要なら手放すというのがベストです。使うと決めたらすぐに使えるように、食べると思ったらすぐに食べられるように目につきやすい場所に置いてみましょう。
5:大量のおさがり服
片づかない家にありがちなのが、大量のお下がり服です。自分の第1子からのお下がりもあれば、親戚やママ友の子どもからのお下がりも。「いる?」と聞かれると断りづらいですし、すぐに汚れる子ども服はたくさんあった方がいいという考えもあるのかもしれません。
その気持ちはよくわかります。ただ、片づかない家の場合はその量が多すぎて、紙袋に入ったままだったり、衣装ケースに押し込まれていたり。管理ができていなくて、取り出してみると「シミができているなど状態がよくない」「好みではない」「似たような服がある」ということも。それではその服を収納していたスペースがもったいないですよね。
お下がりの収納に困っている場合は、「状態がいい」「好みのデザイン」「かぶっていない」という点に着目してふるいにかけてみましょう。このポイントは大人の服に関しても使えます。
以上5つが「片づかない家によくあるもの」でした。いずれも冬休みや年末年始に減らしやすいものと思われますので、心当たりがある方はぜひ見直しの参考にしてみて下さい。