左上からロッテ・佐々木朗希投手(C)千葉ロッテマリーンズ、巨人・菅野智之投手、岡本和真選手、中日・小笠原慎之介投手

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MLB公式サイトは日本時間1日、日本と韓国の才能のある次のメジャーリーガー候補選手を発表し、日本のプロ野球からは4人の選手が紹介されました。

まず紹介されたのは、ロッテの佐々木朗希投手。5年目の今季は、18試合10勝5敗で防御率は2.35。111イニングで129奪三振の高い奪三振率をマークしました。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者は、佐々木投手について「日本の若手投手の中でトップの選手」と紹介、しかし「マリーンズがオフシーズンにポスティング制度でのMLB移籍の許可を出すかはわからない」と伝えています。

また、「佐々木投手は大谷翔平選手との最初の契約同様にし烈な獲得競争が繰り広げられる」としたうえで、「もし佐々木投手が契約可能ならドジャースが最有力候補」としています。

今季15勝3敗で防御率1.67をマークし、すでに海外FAを表明している35歳の巨人の菅野智之投手も注目され、「菅野投手はコントロールが優れていることで知られており、ドジャースとヤンキースで活躍した黒田に似ている」と33歳でMLBに挑戦し、メジャー通算79勝79敗をマークした黒田博樹氏と重ね紹介しました。

3人目にあげられたのは巨人の岡本和真選手。「WBC決勝でアメリカ相手にホームランを放ったスラッガー」として紹介し、「岡本選手は毎年安定した力を発揮している右打者。しかし巨人は菅野投手と岡本選手2人の中心選手を失うことになるためメジャー挑戦は今季になるか来季になるか分からない」としました。

最後に紹介されたのは中日の9年目左腕・小笠原慎之介投手。「2023年にプロ野球のオールスターに選出され、ゾーン内で効果的なピッチングをすることで、多くのストライクやバッターのミスを生み出すことができる」と評価し「小笠原はポスティング制度での移籍を目指している」とも紹介されました。

今季はメジャー1年目のドジャース・山本由伸投手が7勝2敗、防御率3.00をマークし、54本塁打59盗塁130打点で打率.310の大谷選手と共にワールドシリーズ優勝に貢献。同じくカブス・今永昇太投手も1年目ながら15勝3敗、防御率2.91でMLBファンに大きなインパクトを残しました。

紹介された4人の選手がメジャーリーグの舞台での活躍が見られる日は来るのか注目です。