ワールドシリーズMVPのフリーマン(撮影・小林信行)

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 「ワールドシリーズ、ヤンキース6−7ドジャース」(30日、ニューヨーク)

 ドジャースのフレディー・フリーマンがワールドシリーズMVPに輝いた。第1戦から第4戦まで4試合連続で本塁打。今シリーズ12打点は、1960年のボビー・リチャードソン(ヤンキース)に並ぶワールドシリーズタイ記録となった。

 フリーマンは夏に三男のマックス君が重い病気にかかるなど一時チームを離脱。シーズン最終盤には足首を負傷するなど、ぎりぎりの状態でワールドシリーズを戦い抜いた。それだけに表彰台でのインタビューでは「ここにいるみんなのサポートがなければ、私はここにいられなかった。チーム、球団、チームメート、家族のおかげです。この優勝トロフィーが我々にとっての全てだ」と周囲への感謝の思いを口にして、栄冠を勝ち取った喜びを表現した。

 ワールドシリーズタイ記録の12打点についても「チームメートたちが出塁してくれていたということ。いいタイミングだったということ」とこれも仲間に感謝。この日は5点ビハインドを追いついて五回に2点適時打も放ち「とにかく1点を取ろうと話していた。相手にミスがあれば、それを生かさない手はない。本当に素晴らしい戦いになったし、ブルペンも素晴らしい活躍をしてくれた」と振り返った。