指名あいさつを受ける育成ドラフト3位・早川(左)

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 阪神から育成ドラフト3位指名された早川太貴投手(24)=くふうハヤテ=が30日、静岡市内で指名あいさつを受けた。今季から2軍戦に参入した、くふうハヤテからは初のドラフト指名。虎に縁のある右腕がタテジマでの活躍を誓った。

 今年3月22日。歴史の扉を開いたのが阪神戦だった。鳴尾浜でくふうハヤテの初勝利。勝ち投手は早川だった。「本当にたまたまなんですけど。開幕戦がダメで、気持ちを切り替えてやりました」。5月3日には甲子園で阪神相手に8回3安打無失点、10奪三振と快投を見せた。

 聖地のマウンドを経験し、阪神ナインのことも対戦相手として研究してきた。「2軍もすごい選手がいっぱいいるなと思っていた。1軍の選手はもっとすごい選手がいると思うし、すごい心強い」と話し、“再会”を心待ちにした。

 再び甲子園のマウンドに上がる時は阪神の一員となる。「もう一回、またあそこで活躍できたらなって思ってます」。北海道から静岡へと渡った苦労人が、次は関西で大成する。

 【早川太貴(はやかわ・だいき)アラカルト】

 ◆生まれ 1999年12月18日生まれ。北海道江別市出身

 ◆家族構成 両親、弟

 ◆サイズ 185センチ、95キロ

 ◆血液型 O

 ◆投打 右投げ右打ち、投手

 ◆球歴 小学3年から東大麻グランドキングスで野球を始める。北海道大麻を経て小樽商大に進学。卒業後は北広島市役所に勤務しながら、ウイン北広島でプレー。今季はトライアウトでくふうハヤテに入団し、25試合4勝7敗、防御率3・22

 ◆遠投 110メートル

 ◆好きな食べ物 焼き肉