松坂桃李と芳根京子

『雪の花 ーともに在りてー』の小泉堯史監督、松坂桃李、芳根京子が28日、都内で行われた『第37回東京国際映画祭』オープニングイベントのレッドカーペットに登場した。

主演の松坂はベロアのネイビーのジャケットに身を包み、小泉監督も黒のスーツ姿、そして芳根はクリーム色に艶やかな花柄模様が散りばめられた作品の雰囲気ともピッタリな振袖に身を包み登場。曇天も払拭するかの如く、華やかな面々が揃ったレッドカーペット。松坂の後を小走りでついていく芳根のキュートな姿もあった。

レッドカーペットを歩いてみての印象を聞かれると松坂は、「熱気がすごいですね。それだけ皆さんの熱量が感じられて、その熱量が日本の映画を支えていくんだなと思います」と感慨深げ。芳根も、「初めて登壇させていただいたんですけど、すごく元気をもらいました!明日からも頑張ろうという気持ちをもらって、とても嬉しいです」と周りの熱気に圧倒されながらも、喜びの表情を見せた。

本作は、江戸時代末期を舞台に、死に至る病・疱瘡(天然痘)が大流行し、多くの人命が奪われていく中、福井藩の町医者・笠原良策(松坂桃李)は、どうにかして人々を救う方法を見つけようとする。妻・千穂(芳根京子)に支えられながら、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを請いに出向いた良策は、異国では疫病の予防法として「種痘」が行われている事を知る。予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を入手すべく、様々な困難にぶつかりながらも立ち向かっていく姿を描く。本映画祭の『ガラ・セレクション』に出品。