袴田巌さんが44年ぶりに投票へ…選挙権が回復し衆院選の投票所入場券が届き一票を投じる
無罪が確定した袴田巌さんが、期日前投票をしました。
25日午後2時半頃、自宅を出た袴田巖さんと姉のひで子さん。
向かったのは衆院選の期日前投票所です。
ひで子さん:
選挙に行くというのは初めてです。きょうだいで。
袴田さんは58年前、当時の静岡・清水市で一家4人が殺害された事件で一度、死刑が確定しましたが、やり直しの裁判で静岡地裁は無罪を言い渡し、10月9日に無罪が確定しました。
死刑が確定した1980年に公職選挙法の規定で、袴田さんの選挙権は失われていましたが、44年ぶりに回復し、10月16日に衆議院選挙の投票所入場券が届いて、一票を投じました。