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 ◇セCSファイナルステージ第6戦 DeNA3−2巨人(2024年10月21日 東京D)

 DeNAは巨人を3−2で下し、17年以来7年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。9回に主将の牧秀悟内野手(26)が勝ち越し打を放った。3連勝でCS突破に王手をかけてから2連敗。3勝3敗の崖っ縁に追い込まれながら、下克上を果たした。

 会見には三浦監督、牧、戸柱、佐野が登壇。

 三浦監督は現在の心境について「めちゃくちゃうれしいです」と笑顔で語った。2−2の9回2死三塁、打席には主将の牧が立った。「打った瞬間、抜けてくれって。抜けたあとはどうなったか分からないくらい声出して喜んだ」と振り返った。

 チームの成長について問われると、「成長というかチームがどんどんより一つになっていくなと。グラウンドで戦う選手だけでなく、ベンチ入りの選手、ブルペンの選手、ロッカー、サロンにいるスタッフとかが同じ熱量で全員戦えてるなと、日に日に感じてました」とチーム一丸だったことを強調した。

 ファンの声援も大きな力になった。「本当にありがたかった。クライマックスだけでなく、今シーズン戦う中で一緒に苦しいときも戦ってくれたなと思います。ファンの方たちの声援が心強かった。僕たちと一緒に戦ってくれてると強い気持ちにしてくれました」。

 多くのケガ人が出る中、総力戦でCSを勝ち上がった。「ケガ人もそうですけど、カバーしてくれる選手たち、コンディション万全じゃなくても気持ちで気力でグラウンドに立ってくれる選手もいましたし、みんなが執念ですよね。気持ちでグラウンドに立ってくれました」と選手らを称えた。

 7年ぶりの日本シリーズに向けて問われると、「今は終わったばかりなので、まずはクライマックス勝ち切れたというのが、まず今日一日喜びたいなと思う」と苦笑い。「横浜スタジアムで試合ができるので、明日からスイッチ入れて頑張りますけど、今日はこれから選手と喜びたいと思います」と締めくくった。