チャンネルが削除されたYouTuberのまっか

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 10月10日、35万人の登録者数を持つ元グラビアアイドルでYouTuberのまっか(27)のYouTubeチャンネル「まっかの日常」が突然、「BAN(削除)」されてしまい、視聴者から驚きの声が上がっている。まっかは、上半身の下着を着用せずに胸を揺らしながら街中を歩く動画がヒット。なかには1100万再生を超える動画もあった。

【写真】Hカップ「ブラなし散歩動画」のまっかさん

 YouTubeの規約には「性的満足を与えることを意図した露骨なコンテンツは、YouTubeで許可されていません。ポルノを投稿すると、コンテンツが削除されたり、チャンネルが停止されたりすることがあります」と記されている。とはいえ、近年は再生数を増やす目的で投稿されるきわどいコンテンツが増えている現状がある。

 今年5月、まっかは『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)に出演。自身の収入を「毎月高級車1台買えるくらい」と告白するなど、相当な収入があることを匂わせていた。チャンネルの削除は今後の活動においてダメージが大きいはず──。今回、まっか本人に現在の心境を聞いた。

「チャンネルが削除されたことに気づいたのは、ちょうどイベントで呼ばれていた台湾に行く日の早朝でした。アカウントがバンされる前日の深夜は、まさかチャンネルがなくなるとは思いもせず、いつも通りYouTubeに動画を投稿していました。この日は友達と私の家でホームパーティーをしていたんですが、朝起きてスマホを見たら、YouTubeから“垢BAN”を知らせるメールが届いていて……。思考が停止してしまい、しばらく放心状態でスマホの画面を眺めていました」(まっか、以下同)

これまでも「垢BAN」された経験が

 自宅には泊まりに来た友人がいたものの、あまりの衝撃に返事もできずにいたという。

「そんな私を見て心配した友達が、『どうしたの?』と、何度も声をかけてくれました。だけど、今チャンネルが消されたことを話したら涙が止まらなくなってしまうと思い、『何でもないよ! 大丈夫!』と答え、友達の前では平気なふりをしていました。そのあとはすぐに台湾に行き、イベントで忙しかったこともあり、タイミング的には変に深く考えすぎず目の前のことを頑張る時間ができたので、今となっては前を向くことができてよかったと思っています」

 しかし、35万人ものファンを持つ人気YouTuberのチャンネルが削除されてしまったことはすぐにネットニュースとなり、世間に知られてしまった。

「ニュースになり、たくさんの方にこの事実が知られてからは、自分の口で色んな人に垢BANされたことを伝えました。周りはとても心配して、なぐさめてくれました。実は今までも、TikTokやInstagramのアカウントをBANされてしまったことがあったんです。友達やファンの方々は、私がこれまで何度も一からアカウント作り直していたことを知っているので、今は信じて見守ってくれています」

「台湾では過激さが受け入れられた」

 これまでアカウントを削除されても新たにアカウントを開き、再びファンを獲得してきたというまっか。今後、復活する予定はあるのだろうか。

「下着をつけずに散歩をする動画を投稿したことで、視聴者の方から『もうこれ以上YouTubeやるな!』『迷惑系YouTuberだ!』といったアンチコメントもたくさんきていました。今後活動していくにはこういったご意見を真摯に受け止めた上で、自分の道を走り続けるしかないと思っています。YouTubeについては、複数のアカウントを作っていろんなジャンルの投稿を発信していきたいです。実は5月に、『まっかの歌』という歌のチャンネルを作ったんですが、予想外に好評で。今後はそちらも伸ばしていきたいです」

 国内では否定的な意見もあるなか、海外からイベントのオファーが来るなど、インフルエンサーとしての知名度は高まっている。

「10月12日に台湾でのイベントに参加させてもらって驚いたのは、日本とは逆で過激なことが歓迎されていることでした。『もっと炎上することをしてほしい!』と、イベントの記者会見で言われた時は、さすがにびっくりしましたね(笑)。これからも『元気な姿でハッピーを届ける』というマインドで、世界が平和になるといいな、と願っています!」

 岐路に立たされている彼女にこれからの目標を聞いた。

「今回のことで、命があればなんでもできると学びました。今までは、YouTubeの登録者100万人を目指していましたが、考え方を変えて、再生回数の目標を作ってみようと思っています。例えば、100万回再生される動画を100本作れば1億回になりますから、1つのアカウントに固執せず、色々なアカウントでそれぞれ目的を作って、知名度をあげるためにこれからも頑張っていきたいです」

◆取材・文/佐藤ちひろ(ライター)