北朝鮮がFIFAのU−17女子W杯の初戦でメキシコに4−1で勝利した。得点後の喜ぶ北朝鮮のFWチェ・リムジョン(11番)。 [FIFAホームページ キャプチャー]

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北朝鮮が国際サッカー連盟(FIFA) U−17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)本大会の初戦でメキシコに勝利した。

北朝鮮代表は18日、ドミニカ共和国のサンティアゴで行われたメキシコ代表とのグループリーグC組第1戦で、3得点1アシストとチームの全得点に絡んだチェ・リムジョンの活躍などで4−1で大勝した。

北朝鮮は2008年第1回大会と2016年第5回大会で優勝していて、今回8年ぶりの優勝に挑む女子サッカーの強豪だ。5月にインドネシアで開催されたアジアサッカー連盟(AFC) U−17女子アジアカップで優勝し、アジアチャンピオンの資格で今大会に出場中だ。

北朝鮮はボール支配率では40%−46%とわずかに劣勢だったが、シュート数(24−8)と有効シュート数(11−5)では圧倒した。前半14分にチェ・リムジョンが先制ゴールを決め、26分にはチェ・リムジョンのパスを受けたチェ・イルソンが得点し、2−0と点差を広げた。8分後にチェ・リムジョンが1ゴールを追加した。前半終盤のメキシコに1点を許して3−1で前半を終えた北朝鮮は、後半40分にチェ・リムジョンがハットトリックを達成し、4−1で試合を終えた。

今大会は各大陸別予選を通過した16カ国が出場、4チームずつ4組で分かれてグループリーグを行った後、各組1・2位が8強トーナメントで優勝チームを決める。北朝鮮は21日にケニアと、24日にイングランドと対戦する。一方、日本はD組第1戦でポーランドと0−0で引き分けた。