イングランドサッカー協会(FA)は16日、イングランド代表の新監督にトーマス・トゥヘル氏(51)が就任することを発表した。イギリス『BBC』によれば、契約期間は1年半。2025年1月1日から仕事を開始する予定となっている。

 トゥヘル氏はこれまでマインツ、ドルトムント、パリSG、チェルシーを率い、昨年3月にユリアン・ナーゲルスマン氏(現ドイツ代表監督)の後任としてバイエルンの指揮官に就任。成績不振により、昨季限りで退任していた。

 イングランド代表では2016年からガレス・サウスゲート氏が監督を務めていたが、2大会連続の準優勝となったEURO2024後に辞任。現在はリー・カーズリー暫定監督がチームを率いている。FAによると、来月のUEFAネーションズリーグのグループリーグ終了までは、カーズリー暫定監督が引き続き指揮を執るという。

 トゥヘル氏は就任発表に際し、「イングランド代表チームを率いる栄誉を与えられたことを非常に誇りに思う。私は長い間この国のサッカーに個人的なつながりを感じており、すでに信じられないような瞬間をいくつも与えてもらっている。イングランドを代表するチャンスを得られたことは大きな特権であり、この特別で才能豊かな選手たちと一緒に仕事ができることは、とてもエキサイティングなことだ」とコメントした。