大谷翔平(左)と千賀滉大=AP

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 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグは13日(日本時間14日)、ナ・リーグの優勝決定シリーズ(7回戦制)が始まり、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャース(西地区1位)と、千賀滉大のメッツ(東3位)がドジャースタジアムで対戦する。

 第1戦はドジャースはフラハティ、メッツは千賀が先発する。1番指名打者での出場が予想される大谷と千賀による日本人対決が早速、実現しそうだ。

 パドレスのダルビッシュ有に続き、再び日本人投手が大谷の前に立ちはだかる。

 ドジャースは、ダルビッシュと松井裕樹のパドレスとの地区シリーズを3勝2敗で突破。大谷は6日の第2戦と11日の第5戦で先発したダルビッシュと対戦し、計6打数無安打に抑えられた。

 千賀とは、エンゼルス時代の昨年8月25日に3打席対戦しており、右翼への二塁打を放って1安打2四球だった。この時は右肘靱帯(じんたい)の損傷が明らかになってから2日後の試合だった。

 今季、千賀は右肩のけがなどのためにレギュラーシーズンは1試合だけの登板にとどまったため、大谷との対戦はなかった。5日に行われたフィリーズとの地区シリーズ第1戦で復帰し、2回を1安打1失点だった。

 リーグ優勝決定シリーズの第1戦が今季初対決の舞台となる。大谷は地区シリーズ突破を決めた11日、メッツ戦に向けて「初戦が大事だと思うので、まずはしっかりそこに合わせて。次に向けて頑張りたい」と意気込みを語った。千賀は12日、本拠地ニューヨークで前日記者会見に臨み、米メディアによると、大谷への攻め方について問われ、「ここでしゃべる人は、どの投手もいないと思う」と笑顔で語った。メンドーサ監督は同日、千賀は3イニング程度の登板になると明らかにした。