ことしのクリスマスケーキは”地産地消”に”物価高” 一方、おせちは? 多様なニーズに応える
早くも年末商戦が活気を帯びています。
札幌市内では、クリスマスケーキとおせちのお披露目会が開かれました。
2024年はどんな商品が注目されているのでしょうか。
レースのようになめらかに添えられるクリーム。
チョコレートのソリにサンタクロースが乗ったクリスマスケーキです。
本格的な肉料理を堪能できる華やかなおせちもー
2024年のクリスマスケーキ、1つ目のキーワードは「地産地消」です。
岩見沢市の洋菓子店が手掛けるこちらのケーキは、小麦やタマゴ、トッピングのイチゴまで道産を使用しています。
まさに、北海道のパティシエが作る北海道限定のケーキです。
(イオン北海道食品商品部 中村峰歌さん)「北海道にはもっとおいしいものがこんなにあると、北海道の原料で作ったおいしいケーキを食べていただきたい」
2つ目のキーワードは「物価高」です。
ミルクチョコレートとイチゴのタルトにリンゴのフロマージュなど、1つのケーキに4種類が集まりました。
原材料費の高騰でケーキの価格が上がる中、一度に4つの味を楽しめることが魅力です。
(宇佐美記者)「まずはミルクチョコレートのタルトからいただきます。チョコレートが濃厚でしっとりしています」
続いてリンゴのフロマージュをいただきました。
(宇佐美記者)「タルトとは全く違う食感でふわっとしています。チーズのコクとリンゴの甘さが相性抜群です」
色鮮やかな「おせち」にも、道産食材の魅力と幅広い世代が楽しむためのアイデアが詰まっています。
柔らかく調理した道産の牛肉など、ボリューム満点のこちらのおせち。
和風の料理と組み合わせることで、子どもから大人まで家族みんなが満足できる内容になっています。
(宇佐美記者)「しっとり柔らかいです。本格的な肉料理をおせちで楽しめるのはうれしい」
(肉処ぎんべこや統括料理長 金澤恒慧さん)「おせちというよりはオードブルに近いような、おせちのかたいイメージを崩しながら、家族で食べてもらえるように、味はバラエティー豊かにしている」
物価高騰の中でもクリスマスやお正月を幅広い世代が楽しめるように…
多様なニーズに応えるための工夫が広がっています。