大山のぶ代さん

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 アニメ「ドラえもん」のドラえもん役などで知られる、声優・俳優の大山のぶ代(本名・山下羨代)さんが、9月29日に老衰のため死去したことが分かった。90歳だった。

 所属事務所・株式会社アクターズ・セブンはこの日「弊社所属俳優大山のぶ代儀令和6年9月29日 老衰(90歳)のため永眠いたしました。昨今の状況下を鑑み親族のみの密葬で相済ませました」と発表した。

 ドラえもんを放送するテレビ朝日は「大山のぶ代さんの訃報に接し、驚きと悲しみでいっぱいです」とし「大山さんには、1979年から2005年まで、26年もの長い間、『ドラえもん』の声優を務めていただきました。大山さんの優しく包み込むような声は、世界中の子どもたちの心を動かし、夢と希望を届けて下さいました。その多大なるご功績に感謝致しますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントを発表した。

 また、多くの芸能人もSNSで大山さんに触れた。黒柳徹子はNHK人形劇「ブーフーウー」をキッカケとする長年の交流を「とても面倒見の良い人で、美味しいお菓子とか珍しい食べ物をスタジオに持ってきてくれたり、私がお芝居をやってる時は、毎回大勢のお友達にチケットを販売してくれて、大山さん団体一行という感じで劇場に観に来てくれました。芝居が終わった後に、みんなで一緒にワイワイ食事をするのが恒例でした」と回顧。

 また大山さんは、夫で17年に亡くなった砂川啓介さんを大切にしていたことを明かし「今頃、天国でみんなで一緒にたくさんのお話をしていることと思います」と故人をしのんだ。