『「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ』© 2024 Disney/Pixar.

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 『インサイド・ヘッド』シリーズの主人公・ライリーの夢の秘密に迫る『「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ』が、12月11日よりディズニープラスにて配信されることが決定した。

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 ピクサー・アニメーション・スタジオが手がける『インサイド・ヘッド』シリーズは、主人公の少女・ライリーの頭の中の感情たちの世界を描いた物語。8月に劇場公開された最新作『インサイド・ヘッド2』では、高校入学という人生の転機を控えたライリーの頭の中にシンパイ率いる“大人の感情”が現れ、巻き起こる“感情の嵐”の中で奮闘するライリーの姿が描かれた。

 同作は、『アナと雪の女王2』を超え、アニメーション映画で世界興行収入歴代No.1を記録。また、日本でも2024年に公開された洋画として初めて興行収入50億円を突破した。

 『「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ』は、『インサイド・ヘッド』から『インサイド・ヘッド2』の間に起きた出来事を描いた、全4話構成のアニメーションシリーズ。「夢の製作スタジオ」は、『インサイド・ヘッド』にも登場した、ライリーの頭の中にある映画スタジオのような場所で、ライリーが眠っている間に見る夢を作り出している。

 毎晩、夢の製作スタジオの名監督ポーラは、ライリーの成長に伴い夢も大きく変わっていく中で、自身の監督としてのキャリアを見直す必要がでてきた。そこでポーラは次の大ブレイクを狙ううぬぼれ屋監督のゼニと手を組むことに。ライリーの“素晴らしい夢”を制作するためのビジョンが異なる中、2人は協力して成長したライリーにあわせたティーン向けの大ヒット作を生み出すことができるのか。

 本シリーズの英語字幕版には、エイミー・ポーラー(ヨロコビ役)やケンジントン・トールマン(ライリー役)、ライザ・ラピラ(ムカムカ役)、トニー・ヘイル(ビビリ役)、ルイス・ブラック(イカリ役)、フィリス・スミス(カナシミ役)をはじめ、『ベイマックス』キャス・ハマダ役のマーヤ・ルドルフや、『トイ・ストーリー4』ギグル・マクディンプルズ役のアリー・マキら、俳優としても活動するキャストが声の出演を果たしている。

 脚本と監督を務めるのは、『ソウルフル・ワールド』や『Mr.インクレディブル』シリーズを手がけたマイク・ジョーンズ。プロデューサーは、『メリダとおそろしの森』や『カールじいさんの空飛ぶ家』、そして『インサイド・ヘッド』を手掛けたジャックリン・サイモンが務める。

アニメ『「インサイド・ヘッド」の世界より :ライリーの夢の製作スタジオ』予告編 あわせて、本編映像も公開され、今作の舞台となる夢の製作スタジオの舞台裏がお披露目された。『インサイド・ヘッド』シリーズのおなじみの感情たちも登場し、夢の撮影前にしっかりと発声練習をするヨロコビの姿も描かれるなど、モキュメンタリー風にライリーの夢製作の裏側に密着する。夢の製作スタジオには脚本家たちの部屋やセット、特殊効果を担当する技術チームもあり、まるで映画の製作スタジオのような世界が広がっている。

 さらに『インサイド・ヘッド』シリーズを手がける、ピクサーのCCOピート・ドクターが製作総指揮を務めるオリジナル・アニメーションシリーズ『ウィン or ルーズ』の配信日が2025年2月19日に決定した。

 ドクターは、これから配信となる2作品について、「『インサイド・ヘッド』の世界からのすばらしいコンテンツが、ファンのみなさんを長くお待たせすることなくお届けできることにワクワクしています。『「インサイド・ヘッド」の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ』は第1作で私たちが大好きだったライリーの夢づくりをさらに掘り下げ、ジョークと楽しさの宝庫を提供してくれます。そして『ウィンorルーズ』は、大胆で想像力豊かなストーリーテリング、大爆笑のユーモア、そして誰もが共感できるキャラクターという、私たちのピクサー・アニメーション・スタジオのすばらしさをお見せできる、初の試みとなる大型のテントポール・シリーズだと考えています」とコメントを寄せている。(文=リアルサウンド編集部)