お金のプロから投資や資産運用について学ぶとともに、SDGsについて考える特別授業が9日、三重県立名張高校で開かれました。

高校生の金融リテラシーの向上を目指し、津市に本店をおく百五銀行が行っている出前授業で、この日は、総合学科の2年生約180人が参加しました。

はじめに、経営企画部広報SDGs推進室の渡邉康人室長から、環境保全活動への積極的な参加や、教育機関での金融経済教育、顧客に対する脱炭素支援など、百五銀行が行っているSDGsへの取り組みが説明されました。

このあと、名張支店の西岡愛梨さんが、経済的に自立し、よりよい生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力について、講義しました。

このなかで西岡さんは、資産運用の必要性や、投資の種類などについて説明したほか、もっとも重要なこととして、安全に資産運用をするため「SNS型投資詐欺などが増加している現状を知り、少しでも怪しいと思ったら身近な信用ができる人に相談してほしい」と呼び掛けていました。

参加した生徒は「難しいことばかりでしたけど、習い事とか分かりやすい例えを使ってくれて、自分も将来投資をしてみたい」「知らない人からのDMとかいっぱいくる人が、先輩とかにいて本当に怖いなと思ったので、一つ一つ行動を見直して自分でも判断できるようになっていきたい」などと話していました。