秋なすは切らずに丸ごとが正解。蒸し汁までおいしい『なすと豚の梅オイスター蒸し』

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素材のおいしさをシンプルな調理で生かすのが、飛田和緒さんの料理。
玉ねぎを切らずにどーんとカレーに、れんこんを切らずにどーんとポトフーになど、野菜を切らずに、大胆に仕上げる料理が多いことも、飛田さんの魅力です。 

今がおいしい秋なすも、切らずにそのまま蒸して。梅オイスターだれを塗った豚肉をなすにぐるぐる巻きつけて、じっくり蒸せば完成です。一口ほおばれば、豚肉うまみを存分に吸ったなすの蒸し汁がじゅわり。〈まるごと〉の意味、納得です!

秋が深まるこの時期、ぜひ蒸したてあつあつをお楽しみください。

『まるごとなすと豚の梅オイスター蒸し』のレシピ




材料(2人分)


なす……5個
豚肩ロース肉(しゃぶしゃぶ用)……10枚(約120g)
豆苗……1/2パック

〈梅オイスターだれ〉
 梅干し(塩分15%のもの)……2個
 オイスターソース……大さじ2と1/2
 酒……大さじ2

作り方


(1)梅干しは種を取って包丁でたたき(種は捨てずにとっておく)、種とともに残りのたれの材料と混ぜる。

(2)なすはがくを切り取ってしま目に皮をむき、切り離さないよう縦に3等分に切り込みを入れる。豆苗は根元を切り、長さを半分に切る。豚肉は2枚ずつ重ねて広げる。

(3) なすの切り込みの間にたれを小さじ1/2ずつほど塗る。豚肉の表面に残りのたれを等分に塗り、2枚重ねたまま、たれを塗った面を内側にしてなすに斜めに巻きつける。肉がはがれないよう、手でぎゅっと握って密着させる。

(4)耐熱の器に、(3)のなすと梅干しの種をのせ、蒸気の上がった蒸し器に入れてふたをし、強火で15〜20分蒸す。箸でなすをはさんで柔らかくなっていたら、あいたスペースに豆苗を加え、さらに1分ほど蒸す。

POINT
なすが柔らかくなっているか、しっかり確認を。菜箸ではさんでみて弾力ゼロ! くらいになるまで火を通したら豆苗を加えて。


飛田さんいわく、器に広がった蒸し汁もごちそう。豆苗によーくからめ、最後の一滴までぜひ味わって!

(『2024オレンジページCookingおうち中華』より)

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